引用元:amazon.co.jp
1976年の日本映画
原作は五木寛之の同名小説
1972年のパリ
夫の出張について東京からパリにやってきた杏子(麻生れい子)
プラハに夫が出掛けてしまい、パリに残りカフェでひとり飲んでいた時、ある男性の姿を目にする
それは10数年前、東京で学生運動をしていた森井(佐藤亜土)で、かつて彼が警察に追われていた時に杏子が助けた経緯があった
その後、森井は杏子の前から姿を消してしまったものの、彼女の中に強烈な印象を残していた
杏子がカフェに来たことに気が付いた森井は(しばし迷ってから)声を掛けてきた
国際的な政治組織に属し活動を続けているという森井は、自分に与えられている狭いアパートの部屋に杏子を誘う
画像も予告動画もなかなか見当たらないような状況ではあるけれど、とても興味深く観られた
何と言っても70年代のパリや南仏の街並み、そして当時そこに出掛けるような日本人の様子などがうかがえるのが良い
また学生運動をメインに描いた作品よりも、こうしたストーリーの中で描かれる革命戦士の方にむしろリアリティを感じてしまう
もっと再評価されて欲しい作品
明日は、挫折して実家に戻った青年が主人公の作品を紹介します
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