無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

933. 欲望の翼

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引用元:amazon.co.jp

 

ウォン・カーウァイの長編二作目となる本作は、二部構成のプランだったのを前編で予算とスケジュールを使い切ってしまった

 

 

舞台は60年代の香港

 

ヨディ(レスリー・チャン)は、サッカー場の入場口で働いているスー(マギー・チャン)に一目惚れし、つれない態度をとられても何度も執拗にアプローチする

 

ついにスーが受け入れると、結婚を望む彼女に対してヨディの態度はつれなく、不誠実さに失望したスーは彼の元を離れる

 

目先の快楽だけを求める無為な毎日を送るヨディは、しばらくするとクラブでダンサーをしているミミ(カリーナ・ラウ)を遊び始める

 

そしてスーの時と同じように、つき合い始めたミミをいい加減に扱い傷つけてしまう

 

ヨディの親友のサブ(ジャッキー・チュン)はそんなミミに、そしてヨディの家のあるエリアをパトロールしている警官のタイド(アンディ・ラウ)はスーに惹かれていく

 

 

 

結局、後編が作られることはなく、その後編で主役となるはずだったトニー・レオンが、最後に少しだけ登場するも、本作のストーリーの中では浮いてしまっている

 

2000年に公開された「花様年華」(IN THE MOOD FOR LOVE)に、名前や設定が部分的に受け継がれているため、実質的な続編と言われている

 

ムード溢れる名作として知られている「花様年華」ではあるけれど、個人的には本作の雰囲気の方に惹かれてしまう

 

 

 

明日は、1959年(昭和34年)に公開された邦画を紹介します

 

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