引用元:online.stereosound.co.jp
1996年のイギリス映画
主人公の母親シンシア役を務めるブレンダ・ブレッシン
この作品で初めて知った、イギリスの女優のファンになってしまった
そのシンシア(ブレンダ・ブレッシン)は幼い頃から貧しく、弟の世話をしながら若くして仕事を始めた苦労人
写真店を営む弟は結婚し、最近家を建て幸せそうなのに、シンシアはその人懐っこい性格からつきあってきた男性の数は多いものの独身で友達もおらず、未婚の母として娘のロクサーヌ(クレア・ラッシュブルック)と二人で暮らしている
ところが、ロクサーヌにとっては細かいことにまで口を挟んでくる迷惑な母親で、口論の絶えない毎日
ある日、いつもの様にシンシアがお節介をし過ぎて怒ったロクサーヌが家を出て行った後、電話のベルが鳴る
涙を拭いてシンシアが受話器を取ると、電話してきたのは20年以上前に出産し(自身が若過ぎるため)養子に出した娘だった
シンシアを観ていると、(自分のことはさて置き!)頭が悪いというのはこういう人のことを言うのだろうな、と思わせる
とにかく近視眼的で、思いついたことがそのまま口から出て来る
明るく面倒見も良く容姿だって悪くないのに、、
娘の誕生パーティーさえも、とんでもない行動と発言で台無しにしてしまうけれど、結果としてタイトルにもある「秘密と嘘」で凝り固まった家族のシコリも木っ端微塵にしてくれる
「時として、こういう人の突破力に、救われることもあるよなあ」
と(実例も思いつかないのに)思ってしまう
明日は、コロナが流行り始めた頃、広告をよく目にしたアメリカ映画をご紹介