引用元:amazon.co.jp
2011年のポーランド・ノルウェー・アイルランド・ハンガリー映画
アフガニスタンの山岳地帯で三人の米兵と遭遇したムハンマド(ヴィンセント・ギャロ)
幸運にも彼らに見つかる前に、死んでいる兵士が抱えていたロケットランチャーを奪い、三人を一発で仕留める
しかしヘリコプターと車で追跡してくるアメリカ軍に拘束され、厳しい尋問を受ける
(ヘリコプターからの攻撃によって一時的に聴力を失った彼は、受け答えができなくなってしまう)
ところが夜になって、別の場所に護送車で移動させられている時、彼の乗った車が横転し、崖下に落ちてしまう
ムハンマドは、両手足を繋がれた状態のまま、雪の積もる山中に逃亡する
前半の尋問シーン以降、基本的に台詞らしい台詞も無く、とにかく過酷な状況で逃亡を続ける(ワン)シチュエーション・ムービー
途中で山の斜面を転がり落ちて怪我したり、空腹に耐えかねて虫(蟻?)を食べたり、氷上で釣りをしている男が釣り上げた魚を奪ってかぶりついたり
「こんなの絶対嫌だな」と、当たり前の感想を思い浮かべながら、最後まで一気に観てしまう
いづれにしても、よほどの幸運が訪れない限りノー・チャンスなムハンマド
遅かれ早かれ拘束されるか凍死(或いは餓死)する運命だったろうに、一時的に救われたことで緊張の糸が切れてしまうところが、何とも皮肉に感じられた
明日は、まだゴチャゴチャ言ってる逃亡者のドキュメンタリー映画をご紹介