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久しぶりのメキシコ映画
メキシコのグアダラハラ
メキシコシティの他にカンクンやアカプルコ、ティファナなどは知っていてもグアダラハラという地名は聞いたことがなかったけれど、市の人口が150万人を越えるメキシコ第二の都市
この街で四人の子供と暮らしている46歳のシングルマザー、マルタ
今は不治の病で入院生活を余儀なくされている
そんな母親を頻繁に見舞う子供たちは
長女のライターとして働くしっかり者のアレハンドラ
次女のウェンディはフリーター、文句は多いけれど明るい性格
三女のマリアナは兄弟の中で一番可愛く、お洒落に夢中
末っ子で長男のアルマンドは三姉妹に弄られてばかり、家事は洗濯を担当
病院の隣のベッドには、虫垂炎で入院しているクラウディアという26歳の女性
マルタの一時帰宅の日、黄色のワーゲンに家族全員が乗り込んで帰宅していたところ、荷物を抱えて歩いている同じ日に退院が決まったクラウディアに声を掛ける
マルタは、遠慮がちながら急いで家族のもとに帰る様子にも見えないクラウディアに「ウチで食事を食べていって」と誘う
監督が自分と同じ名前を役に付けたクラウディア
ストーリーの中では両親を亡くし家族も恋人も居ない設定ながら、どんな境遇で暮らしている人でも本作のクラウディアに自分を置き換えることが出来そうな作品
家族であれ他人であれ人とのつき合いは面倒なことも多いけれど、人との繋がりのない人生がいかにつまらないか再確認させてくれる
マルタの発案で車で海水浴に出掛けるシーンがある
グアダラハラからは西海岸まで200kmくらい
もう何年も海で泳いでないけれど、こんな楽しそうな海水浴のシーンを観てしまうと久しぶりに海で泳ぎたくなる
明日は、ベネズエラのカラカスが舞台の作品をご紹介