無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

606. ザ・コミットメンツ

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引用元:amazon.co.jp

 

1991年のイギリス・アイルランドアメリカ合作

 

公開当時は、60-70年代のソウルのCDを買い集めていた頃だったから、先にサントラ(vol. 1と2)を購入

 

本作出演者の演奏と歌唱による、サントラ盤に収められた曲の半分以上は、オリジナルで聴いていたけれど、ここで初めて知った曲もあり、何しろソウルのベストミックスを新しい録音(しかも十分な音圧で!)で聴けることは嬉しかった

 

というのも、ジェームス・カーも、アン・ピープルズも、当時のCDの音質は(曲も歌も最高なのに)想像力でカバーする必要があるくらい頼りないもの

 

それに加え、20-30年前の音楽を好んで聴いてはいても、歴史の勉強ばかりでは時々退屈してしまうところに、「今の音」でガツンと来るサウンドを楽しめるなんて

 

映画は、サントラ盤の延長で楽しんだ記憶があるけれど、今回観直してみても、なかなかの演奏

 

それもそのはず、12人のメンバーのうち演技経験者は2名のみ、他はオーディションで選ばれたダブリンのミュージシャンンたち

 

スタッフが2か月かけて、本作で使われた曲を実際に演奏させ、歌わせて、セレクションしたというから、相当な実力者揃い

 

最終選考にはアラン・パーカー監督も加わって12名が決定、そこから演技指導が始まったという

 

と、ここまで絶賛しておいて、音が無いのも不親切なので、一番好きな「Mustang Sally」

 

オリジナルのイナたさはそのままに、お腹にズシッとくるギターとスネアの音が最高!

 

www.youtube.com

 

 

 

 

ダブリンに住むジミーは、大のソウル好き

 

自らがマネージャーになって、才能あるミュージシャンを集め、「真のソウル・バンドを世に出す」という夢を持っていた

 

募集広告を出し、自宅でオーディションを行い、ひとりづつメンバーを揃えていく

 

思いがけず魅力的なピースが集まり、大いに期待するも、アクの強いメンバー同士は喧嘩が絶えず、また男女の三角関係などもあって、ゴタゴタは収まるどころか悪化していく

 

 

 

明日は、同じタイトルの韓国映画ではなく、アメリカ映画の方をご紹介