引用元:primes.jp
監督・白石和彌、脚本・高橋泉、そしてリリー・フランキーとピエール瀧、という「凶悪」なメンバーによる作品
なかなか言うことを聞いてくれない生徒たちに手を焼いている若い中学教師の赤理(北原里英)は、ストーカーから送られてくるLINEメッセージに悩まされていた
私生活まで知られているような内容にゾッとして、警察に届け出ると共に、同僚教師の田辺(駿河太郎)に相談に乗ってもらっていたが、24歳の誕生日に、自分用にバースデーケーキを買って帰る途中、警察から電話があり、そのストーカーが赤理のアパートの前で逮捕されたことを知らされる
犯人が捕まった安堵と、その犯人が同僚の田辺だったという衝撃に混乱しながら、アパートに辿り着くと、ドアの前に蝋燭が灯されたバースデーケーキが置かれていた
ゾッとしながら、そのケーキを覗き込んだ瞬間、赤理は背後から何者かに拉致されてしまう
数時間後、目隠しを解かれた赤理の目に映ったのは、古民家の居間の様な空間と二人の男たち
主犯格の柏原(ピエール瀧)と、年配ながらその手下風な男・小田(リリー・フランキー)のふたりは、(小学生の時にクラスの友達をカッターナイフで殺害し、14年経った今、更生施設を出たと言われている)犯罪史上最も可愛い殺人犯として巷で神格化されている「サニー」の信奉者で、赤理のことをサニーと呼び続けるのだった
その後、柏原と小田は、数人のサニー信者から「本物のサニーに会える」という名目で金を取り、彼らを監禁場所に呼ぶ
その中のひとりの男(カトウシンスケ)は、面会時間が始まるや否や、ナイフを取り出し、赤理に飛びかかる
この作品を選んだ理由は、このカトウシンスケが出演していたから
「そうしようもない恋の唄」の演技で気になりつつも、残念ながら引退という風な話を聞いて残念に思っていた
しかし、どうやら引退ではなく、役者の仕事に恵まれない苦しい時期が続いていた、ということだった(この辺りの線引きは、本人の意識次第という部分もあるのだろう)
映画館で「DOKUSO」という小冊子にインタビューが掲載されているのを見て、まだ活動していたことを知り、出演作を探して観た次第
こんな素人の自分が気になるくらいだから、映画関係者も放っておかなかったのだろう、近年は話題作にも出演しているみたいだから、これからチェックしなきゃ