無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

226. どうしようもない恋の唄

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2018年公開

 

 

仕事に失敗、妻も子供を連れて逃げてしまい自暴自棄になった中年の男、矢代

 

死ぬつもりで東京の場末の街にやってきて、ふらっと入った風俗店でヒナという女性と出会い救われる

 

矢代はヒモ生活を送っている間に死ぬことを思い留まり、さらに純真なヒナと一緒に過ごすウチに人生を立て直そうと決意するまでになる

 

そんなヒナの安アパートでは、隣の部屋から(同じくカップルと思われる)男女の言い争い声が聞こえてきて、、

 

 

 

 

主役の矢代を演じるカトウシンスケという俳優を本作で知った

 

役柄が中二病のようなオジサンということもあって、最初はその演技にイライラさせられたけれど、次第に気にならなくなり最後には好意的な印象に

 

普段、役者の演技が悪い意味で気になるのは、仕草や声が生理的にNGというケースが多いけれど、演技が不自然ということも多い

 

カトウシンスケの演技にも(特に怒りの感情を爆発させるシーンなどでは)演じ慣れしていない不自然さが感じられて、正直なところ途中止めしようか迷ったけれど、観ているウチに慣れてきて

 

「演じ慣れしていないのではなく、彼の個性的な演技をコチラが観慣れていないせいかも?」という気になった(おそらくその両方か)

 

 

 

矢代が通う定食屋のオバサンの台詞に「生きていれば何かと忙しい」というのがある

 

なるほど、と納得しそうになってけれど、その一方で暇を持て余している人は実は世の中にたくさんいて、そういう人たちにとっては毎日どうやって時間を潰すかがテーマだったりする

 

いろんな犯罪、愚行、余計なひと言、、

 

日々の生活が忙しければそんなことしなくて済んだだろうに(痛ましい事件は起きなかっただろうに)と、ニュースを見ていて思うことも多い

 

勝手な解釈だけど、オバサンの台詞は「毎日忙しく過ぎていくのが幸せの秘訣ですよ」と言っているように聞こえた

 

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