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蓼科にある別荘に毎年夏になるとやってくる女優の蓉子(杉村春子)
10年ほど前に夫が亡くなってからは、ひとりで2週間ほど、東京の喧騒を離れリフレッシュしていた
その別荘を長年管理し、蓉子の滞在中に食事や掃除などするのは、地元の農婦豊子(乙羽信子)だった
出迎えてくれた豊子と、22歳になりすっかり大きくなった、その娘・あけみ(瀬尾智美)と三人で、ひと息ついていると一本の電話が入る
それは、古い芝居仲間の牛国夫妻から、別荘への訪問を告げるものだった
数十年振りの再会に喜ぶ蓉子だったが、夫の藤八郎(観世栄夫)に介抱されながらやってきた妻の登美江(朝霧鏡子)の様子がおかしい
駆け出しの頃、一緒に芝居の稽古に明け暮れた登美江の、すっかり変わり果てた姿に驚き、ショックを受ける蓉子
ゆっくり静養するはずだった別荘での日々は、突然の訪問者や、ある事件、そして豊子の衝撃的な告白によって、蓉子を揺さぶり続けていく
なかなか斬新なストーリーは、監督・脚本を務めた新藤兼人によるもの
乙羽信子の遺作(若い頃の作品も観てみたい)
明日は、YouTuberの映画をご紹介