無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1065. 長い長い殺人

f:id:desertislandmovie:20200915090336j:plain

引用元:yahoo.co.jp

 

2008年の公開

 

ある雨の夜、東京郊外でひき逃げ事件が発生する

 

被害者の男には頭部を殴打された跡もあり、死亡

 

その日連絡がつかなかった被害者の妻(伊藤裕子)は、夫に二億八千万の保険をかけていることがわかり、彼女とその愛人の塚田(谷原章介)に殺人容疑がかけられ、連日メディアに追いかけられることになる

 

ところがふたりには完璧に思えるアリバイがあり、捜査は進まず、刑事(長塚京三)も探偵の男(仲村トオル)も焦り始める

 

 

10篇のショートストーリーをつなぐ形式で、各篇登場人物の財布がストーリーテラーになる

 

推理モノとしての時間配分が(敢えて?)悪く、結末の予想がつきにくいのが面白かった

 

その分、観た後に「そういう結末ならあのシーンはもっと短くても良かったのに」とかいろいろ受け手に考えさせてくれる

 

主役の妻と愛人の男が、薄っぺらい人物を好演(褒めているのか微妙だけれど、容姿含めちょっとチャラい嫌な奴感を巧く演じている)

 

 

財布がストーリーテラーになるという設定は原作小説の方が自然なのだろうなあ

 

 

明日は、異色のスピルバーグ作品をご紹介

 

引用元:moviewalker.jp