引用元:natalie.mu
2019年のPFFアワード作品
海外旅行をドタキャンして行ったフリをする
という設定に惹かれて鑑賞
つき合っている男性から
「急な出張で札幌に行かなきゃだから、一緒に旅行には行けない」
と言われた咲子(榎本彩乃)
仕方なくひとりで空港に向かうも、家に引き返してしまう
そして近所で、「財布を無くしてしまった」と言う、旅行中の女性を世話をするウチに彼女を家に泊めることになり、ついには一緒にデンマーク旅行をしていることにしてしまう
東京に戻ってきた彼と電話で口論するシーンでは、「出張に行ったことよりも、それを伝える前に(デンマークには行かないことを)自分の中で決めてしまっていることが嫌だ」という咲子の主張がうまく伝わらない
誰しも同じような経験をしたことがありそうな、カップルの考え方のズレが描かれている
こういう時にどういう判断を、どういう順序でする人なのか = つき合う相手がどんな人なのか、ということを改めて知る良い機会なのかもしれない
世の中にはいろんな仕事があるから、安易には言えないけれど、海外旅行を仕事でキャンセルなんて、突き詰めれば会社がブラック云々ではなく、(その可能性が避けられないなら、最初から予定しない等)本人の問題では?と少し意地悪な印象も持ってしまう
明日は、寂れた食堂が実家という女子高生を描いた作品を紹介します