無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

992. ワンダラー

引用元:natalie.mu

 

2019年のPFFアワード作品

 

海外旅行をドタキャンして行ったフリをする

 

という設定に惹かれて鑑賞

 

 

つき合っている男性から

 

急な出張で札幌に行かなきゃだから、一緒に旅行には行けない

 

と言われた咲子(榎本彩乃)

 

仕方なくひとりで空港に向かうも、家に引き返してしまう

 

そして近所で、「財布を無くしてしまった」と言う、旅行中の女性を世話をするウチに彼女を家に泊めることになり、ついには一緒にデンマーク旅行をしていることにしてしまう

 

 

 

 

東京に戻ってきた彼と電話で口論するシーンでは、「出張に行ったことよりも、それを伝える前に(デンマークには行かないことを)自分の中で決めてしまっていることが嫌だ」という咲子の主張がうまく伝わらない

 

誰しも同じような経験をしたことがありそうな、カップルの考え方のズレが描かれている

 

こういう時にどういう判断を、どういう順序でする人なのか = つき合う相手がどんな人なのか、ということを改めて知る良い機会なのかもしれない

 

 

世の中にはいろんな仕事があるから、安易には言えないけれど、海外旅行を仕事でキャンセルなんて、突き詰めれば会社がブラック云々ではなく、(その可能性が避けられないなら、最初から予定しない等)本人の問題では?と少し意地悪な印象も持ってしまう

 

 

明日は、寂れた食堂が実家という女子高生を描いた作品を紹介します

 

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