無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

914. 私、オルガ・ヘプナロヴァー

引用元:amazon.co.jp

 

1973年に実際にプラハで起こった、トラックを暴走させ8人が死亡した事件を描いた作品

 

劇場で観ようと思いながら、どうしてもスケジュールが合わなかった

 

 

 

銀行員の父親と歯科医の母親との間に生まれたオルガ・ヘプナロヴァー(ミハリナ・オルシャンスカ)

 

経済的には不自由なく育てられるも、父親からの暴力、母親からの厳しい(過ぎる)躾によって、13歳のある日、大量の精神安定剤を服用し自殺未遂を起こしてしまう

 

それから両親の意志によって精神病院に送られ、そこで壮絶な虐めにあう

 

そうした中で、同性愛に目覚め、また運転手などの仕事で生計を立てるようになり、オルガなりの幸せを掴みつつあった1973年

 

オルガは、プラハの中心街で路面電車を待つ群衆めがけてトラックで突っ込み、8名が死亡、12名が負傷する大事故を起こす

 

 

 

 

裁判で死刑が宣告され、オルガはチェコスロバキアで最後に死刑執行された女性となる

 

 

 

ラストシーンに、その映画(監督)の意向が見え隠れすることがある

 

本作では、娘の死刑が執行される日の、家族の過ごし方が描かれているけれど、(謎解き的な理屈ではなく)「ああ、こういうことだったんだ」と、オルガが犯行に至った過程を感覚的に理解できた(のか?)

 

いづれにしても、忘れられないラストシーンだった

 

 

明日は、珍しくストップモーション作品をご紹介

 

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