無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

898. 友だちのうちはどこ?

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引用元:amazon.co.jp

 

 

 1. 何度も同じ話をする

 2. 横暴な態度をとる

 3. 絶対に間違いを認めない

 4. 意見を押し付けてくる

 5. 人を見下す

 6. 思い通りになると勘違いしている

 7. 妻に罵声を浴びせる

 8. 老人への気遣いが足りないと思っている

 9. 老人扱いされることを嫌う

10. 都合が悪くなると弱々しくなる

 

 

以上は、「老害」の10の特徴

 

ちなみにその対処法としては、

 

 1. 近寄らない

 2. 必要以上の関係にならない

 3. 毅然とした態度で接する

 

 

日本であれば有効なアドバイスに思えるけれど、こんな対処は通用しない国のお話

 

 

 

 

1987年のイラン映画 キアロスタミ監督作品

 

イランの北部にあるコケール村に住むモハマッドは、内気で優しい小学生の男の子

 

ある日、ノートではない紙に宿題を書いてきたことを先生にひどく叱られ

 

「今度やったら退学させる」

 

と言われてしまう

 

モハマッドの隣の席のアハマッドは、家に帰り宿題をやろうとすると間違えてモハマッドのノートを持って帰ってきたことに気付く

 

隣村のポシュテに住んでいるモハマッドの家まで行ってノートを届けてあげないと、退学させられてしまう、と母親に告げるも

 

「先に宿題を片付けなさい」

「それが終わったらパンを買ってきて」

 

と言われてしまう

 

何度説明しても赤ん坊が泣いている中で洗濯に忙しい母親は聞いてくれず、アハマッドは隙を見てノートを手に持って家を抜け出す

 

勾配の急な道をかけてやっとポシュテ村に着いたものの、モハマッドの家を知らないアハマッドは、村の人に尋ねまわる

 

ようやく家がわかった時には「父親と一緒にコケール村に行ったみたいだ」と言われてしまう

 

慌てて来た道をかけ戻ると、祖父から「タバコを取って来い」と頼まれる

 

「パン屋が閉まる前に買って来ないと、、」と説明しても

 

「お祖父さんの言うことが聞けないのか」と埒があかない

 

挙句の果てには、近くに居た見知らぬ男の人から「そのノートを一枚くれ」と言われる

 

「これは友達のノートだから」と言っても

 

「たった一枚じゃないか 大人の言うことを聞け」と奪い取られ、破られてしまう

 

 

お祖父さんはジャケットの内ポケットにタバコを持っていたけれど、友人の目の前で孫を躾けるところをみせつけていたのだった

 

 

アハマッドに同情するしかない作品

 

避けられない深刻な問題も抱えているけれど、こういう小さな(そして無限の)理不尽を自生している国でもあるなあ、と思う

 

「日本の老害はセーフ」というわけでは無いけれど、人数とレベルが違い過ぎる

 

 

明日は、話題のA24作品をご紹介

 

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