年末に武蔵野館で「ファースト・カウ」を観たばかりなのに、同じくケリー・ライカート監督による本作が年明けに劇場で観られるなんて、、
とウキウキしながらヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞
本作も同じくオレゴン州が舞台ではあるけれど、時代は原題で、舞台は美術学校
リジー(ミシェル・ウィリアムズ)は、美術学校で教鞭をとりながら、近く開催予定の個展に向けて、彫刻作品を仕上げる忙しい日々を送っていた
現代アートで注目され始めているジョー(ホン・チャウ)が買った、大きな一軒家の離れに、リッキーという名前の猫と住んでいるリジーだったが、最近はお湯が出ないことにストレスを溜めていた
(同僚とはいえ、家賃を受け取っている)ジョーが大家として修繕すべきでありながらも、彼女も二つの個展に向けて、それどころではなかった
そんなある日、部屋に飛び込んできた鳩をリッキーが襲い、リジーが慌てて引き離すも、鳩はぐったりしたまま
個性強めなキャラクター達ではあるけれど、何処にでもありそうな日々を描いた作品
何も起こらないのに味わい深い、短編小説のような作品
「ファースト・カウ」と甲乙つけ難い傑作
隣のお爺さんがずっと寝息を立てていたのが残念だった(どうしてこの作品を選んだのだろう?)
明日は、甘酸っぱい香港映画をご紹介