無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

899. ショーイング・アップ

 

年末に武蔵野館で「ファースト・カウ」を観たばかりなのに、同じくケリー・ライカート監督による本作が年明けに劇場で観られるなんて、、

 

とウキウキしながらヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞

 

 

本作も同じくオレゴン州が舞台ではあるけれど、時代は原題で、舞台は美術学校

 

 

ジーミシェル・ウィリアムズ)は、美術学校で教鞭をとりながら、近く開催予定の個展に向けて、彫刻作品を仕上げる忙しい日々を送っていた

 

現代アートで注目され始めているジョー(ホン・チャウ)が買った、大きな一軒家の離れに、リッキーという名前の猫と住んでいるリジーだったが、最近はお湯が出ないことにストレスを溜めていた

 

(同僚とはいえ、家賃を受け取っている)ジョーが大家として修繕すべきでありながらも、彼女も二つの個展に向けて、それどころではなかった

 

 

 

そんなある日、部屋に飛び込んできた鳩をリッキーが襲い、リジーが慌てて引き離すも、鳩はぐったりしたまま

 

 

 

個性強めなキャラクター達ではあるけれど、何処にでもありそうな日々を描いた作品

 

何も起こらないのに味わい深い、短編小説のような作品

 

「ファースト・カウ」と甲乙つけ難い傑作

 

 

隣のお爺さんがずっと寝息を立てていたのが残念だった(どうしてこの作品を選んだのだろう?)

 

 

 

 

明日は、甘酸っぱい香港映画をご紹介

 

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