無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

708. インヒアレント・ヴァイス

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引用元:amazon.co.jp

 

時は1970年のロサンゼルス

 

マリファナばかり吸っている、ヒッピーのドック(ホアキン・フェニックス

 

ロスの海沿いに小さな事務所を構え、私立探偵をしている

 

羽振りが良いとはとても言えないながらも、ひとりで自由な生活を送っているドックの元に、音信不通だった元カノのシャスタ(キャサリン・ウォーターストン)が訪ねて来る

 

 

いきなり訪ねてきて「助けて欲しい」というシャスタが言うところによると、愛人としてつきあっている不動産王のミッキーに危険が迫っているという

 

ミッキーの妻とその不倫相手が共謀して、ミッキーを誘拐、そして精神病院に送り込む計画を立てているという

 

依頼内容も解決へのアプローチもぼんやりしたまま、複雑な心持でドックは調査を開始する

 

そしてミッキーが関与している宅地開発の予定地を訪れたところ、何者かにバットで殴られ気絶してしまう

 

しばらくして目を覚ましたドックの横には死体があり、殺人事件の容疑者としてロス市警の感じの悪い刑事(ジョシュ・ブローリン)に尋問されてしまう

 

 

何といっても70年代の設定でホアキン・フェニックスというのがドンピシャだし、脇を固めるジョシュ・ブローリンキャサリン・ウォーターストン、そしてオーウェン・ウィルソンたちのキャラクターが効果的で、しかも弁護士役でベニチオ・デル・トロも出ているという、キャスティングだけでも満腹

 

スライなど70年代の曲が使われているのも魅力的ではあるけれど、レディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドによるスコアも印象的(そこだけに集中して観直してみると、彼のバンドへの貢献を改めて認識)

 

 

明日は、イギリスの炭鉱モノといえばコレ!という作品をご紹介