無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

698. カポーティ

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引用元:amazon.co.jp

 

大好きなフィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー主演男優賞に輝いた、作家トルーマン・カポーティを描いた2005年のアメリカ映画

 

 

ティファニーで朝食を」と共に、彼の代表作になった「冷血」

 

ノンフィクション小説というジャンルを確立した、と言われるこの作品のための取材、執筆の様子が描かれている

 

 

 

 

 

カポーティは、1959年に実際に起こった残忍な殺人事件をベースに新作を書こうと、ニューヨークからカンサス州の小さな町に向かう

 

身体が小さく、ゲイで、奇妙な喋り方のカポーティは、ルイジアナで生まれ、幼い頃に両親が離婚したことで南部各地を転々として育つ

 

当時のアメリカでは普通に肩身が狭かっただろうに、小説家として成功することで、積極的にニューヨークの社交界に出て、時代の寵児となっていた

 

そんな彼が、南部の田舎町に出向き、容疑者を始め関係者や地域の人たちに話を聞いていく

 

最初は奇異な目で見られるも、カポーティは動じることなく取材を進めて行く

 

判決が出る前から容疑者にも接近し「判決が有利になるように書いて欲しい」というリクエストにも曖昧に応えながら執筆を進めて行く

 

繊細な面が目立つ反面(幼い頃に相当鍛えられたのだろうか)、強いメンタルを持った人なのだろう

 

と同時に、本作が彼のキャリアのピークになってしまったのも、何となくわかるような気がした

 

フィリップ・シーモア・ホフマンは、決して小柄な人ではないと思うのだけれど、本作では容姿も含め、しっかりカポーティを演じている

 

 

明日は、あの国の恐ろしさを、リアルに描いた作品を紹介します