引用元:amazon.co.jp
国外への脱出を試みて空港に人が殺到する映像を
「これが2021年の出来事なんだ、、」
とにわかに信じられない思いで見ていた
少し前にアメリカ軍の撤退が発表されたことから「起こり得る出来事」ではあったのだろうけれど、こうして映像を目の当たりにすると
1979年のソ連軍侵攻、1994年のタリバンの台頭、2001年の同時多発テロと以降のタリバン制圧、、、と過去40年以上のこの国の混乱ぶりの中でも重要な一コマになるのだろうなという気持ちになった記憶がある
2016年のオランダ映画
原題は「KAMP HOLLAND」
舞台は2008年、アフガニスタンのウルーズガーン州
国際治安支援部隊としてこの地に駐留していたオランダ軍は、タリバンのゲリラに何度も遭遇し、緊張の毎日を過ごしていた
この日もゲリラと交戦し仲間が二人攻撃されてしまう
ポストマは射程距離内にひとりの敵を発見し
「発砲許可をください」
と上官に訴える
ところが上官からの返答はなく、相手が動き出そうとしたのでポストマは無許可のまま発砲し、射殺してしまう
これは交戦規則に違反する許されない行為だった
戦闘シーンは思いの外短く、それよりも規律を破ってしまったこと、上官への服従、仲間への思いなどに比重が置かれている
意外なラストシーンはよく考えれば現実的ながらも、単純にショッキングなシーンであること、そして「それを最後に描いてしまうの?」という疑問もあって、映画製作上の是非として考えさせられた
「自分が監督ならカットするな」とも思うけれど、このシーン抜きでは印象が薄い気もするし、これはこれで結構なスパイスにもなっている
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