引用元:amazon.co.jp
2017年のイギリス・アメリカ映画
原題は「Film Stars Don't Die in Liverpool」
リバプールに住むピーターの元に、かつての恋人がホテルで倒れたとの一報が入る
その「かつての恋人」とは往年の大女優グロリア・グレアムで、約40年前に駆け出しの俳優だったピーターとはキャリアも年齢も大きく開いていた
そのグロリアはピーターに会うなりリバプールに行きたいと言い、ピーターはやむなく実家に連れていくことにする
高齢でもあり、症状は重そうながらも、グロリアは決して病名を明かそうとしない
1981年に亡くなった女優、グロリア・グレアムの実話に基づくストーリー
4度の結婚歴があり、息子ほどに年の離れた男性と暮らし、周囲からは冷ややかな目で見られたりもしたようだけれど、決して愚かな風には映らない
純粋にその瞬間を精一杯生きている恋多き女性の役を、アネット・ベニング(彼女は「アメリカン・ビューティー」の母親役の印象が強いけれど、本作では全然違った雰囲気)が、チャーミングながらも年相応の凄みも備わった女性として演じている
1979年のロンドンの場面ではエルヴィス・コステロ(リバプール出身!)の「Pump It Up」が、そしてエンディングでは本作をイメージして書いたという「YOU SHOULDN'T LOOK AT ME THAT WAY」が流れる
リバプールといえば、ビートルズを思い浮かべる人もいれば、リバプールFC(サッカーチーム)という人もいるだろう
個人的には、スカウスというビーフシチュー(ちょっと肉じゃがっぽい)が美味しかったのが記憶に残っている
あっさりとしていて何杯でもおかわりできそうな味付け
しっかりしたレシピがあるというよりは、冷蔵庫にある余った野菜を入れる家庭料理らしく、栄養もあって身体も温まるからと、滞在中はとにかくよく食べた
またリバプールに行きたいなあ