無人島シネマ

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486. リバプール、最後の恋

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引用元:amazon.co.jp

 

2017年のイギリス・アメリカ映画

 

原題は「Film Stars Don't Die in Liverpool」

 

 

 

リバプールに住むピーターの元に、かつての恋人がホテルで倒れたとの一報が入る

 

その「かつての恋人」とは往年の大女優グロリア・グレアムで、約40年前に駆け出しの俳優だったピーターとはキャリアも年齢も大きく開いていた

 

そのグロリアはピーターに会うなりリバプールに行きたいと言い、ピーターはやむなく実家に連れていくことにする

 

高齢でもあり、症状は重そうながらも、グロリアは決して病名を明かそうとしない

 

 

 

1981年に亡くなった女優、グロリア・グレアムの実話に基づくストーリー

 

4度の結婚歴があり、息子ほどに年の離れた男性と暮らし、周囲からは冷ややかな目で見られたりもしたようだけれど、決して愚かな風には映らない

 

純粋にその瞬間を精一杯生きている恋多き女性の役を、アネット・ベニング(彼女は「アメリカン・ビューティー」の母親役の印象が強いけれど、本作では全然違った雰囲気)が、チャーミングながらも年相応の凄みも備わった女性として演じている

 

 

1979年のロンドンの場面ではエルヴィス・コステロリバプール出身!)の「Pump It Up」が、そしてエンディングでは本作をイメージして書いたという「YOU SHOULDN'T LOOK AT ME THAT WAY」が流れる

 

 

 

リバプールといえば、ビートルズを思い浮かべる人もいれば、リバプールFC(サッカーチーム)という人もいるだろう

 

個人的には、スカウスというビーフシチュー(ちょっと肉じゃがっぽい)が美味しかったのが記憶に残っている

 

あっさりとしていて何杯でもおかわりできそうな味付け

 

しっかりしたレシピがあるというよりは、冷蔵庫にある余った野菜を入れる家庭料理らしく、栄養もあって身体も温まるからと、滞在中はとにかくよく食べた

 

またリバプールに行きたいなあ