無人島シネマ

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326. エコー・イン・ザ・キャニオン

引用元:cinemacafe.net

 

音楽ドキュメンタリー映画

 

60年代中頃から70年代にかけて旬なミュージシャンが集い特別な盛り上がりを見せたローレルキャニオンをテーマに、ジェイコブ・ディラン(ボブ・ディランの息子でロック・ミュージシャン)がナヴィゲート役を務めている

 

彼のインタビューは、当時ローレルキャニオンで生活し音楽活動をしていたミュージシャンや、その音楽に憧れていた次世代のミュージシャンたち、また彼らとの演奏シーンも貴重

 

その面子はビーチボーイズブライアン・ウィルソンに、CSNYのグラハム・ナッシュ、スティーブン・スティルス、デヴィッド・クロスビー、それからジャクソン・ブラウンエリック・クラプトンまで

 

また世代を越えてフィオナ・アップルノラ・ジョーンズ、そして個人的に意外だったベック(こういう方面に造詣が深い印象が無かった)

 

↑ のポスターに12弦のリッケンバッカー(メンバーのロジャー・マッギンが愛用したことで知られている)が使われていることが示す通り、当時のウェストコーストロックにおいてザ・バーズの存在は特別なものだったことが、インタビューを通じてもよくわかる

 

ビートルズジョージ・ハリソンに憧れてこのギターを手にし、当時既にロックに傾いていたボブ・ディランの曲をフォーク風にカバーした彼らの音楽を「なんとなく」聴いてわかったつもりでいらけれど、本作を観てその立ち位置や目指していたところなどがよくわかった

 

音楽映画ではあるけれど「是非劇場で!」という熱量の作品ではなく、じっくりお勉強なモードで鑑賞した

 

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