無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

302. イロイロ ぬくもりの記憶

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引用元:amazon.co.jp

 

初めて観たシンガポール映画

 

2014年の作品

 

シンガポールには2000年から2005年くらいまで何度か出張で行ったけれど、現地の人の生活については雑談の中で耳にする程度で目にする機会もなかった

 

 

設定は1997年

 

共働きで父親も母親も忙しく、一人っ子のジャールーは、わがままな面が目立ち始め、小学校でも問題を起こしてばかり

 

学校からの呼び出しに応じるのにも苦労する母親は、フィリピン人のメイドを雇うことにする

 

メイドのテレサが住み込みで働くことになるもジャールーは素っ気なく、テレサが母親に叱られてしまうようにいたずらをする

 

しかし日を追うにつれ、仕事に忙しい母親と違って熱心に面倒を見てくれる、そしてフィリピンに残してきた小さな子供に会いたい気持ちを自分に向けてくれるテレサに心を開いていく

 

 

1997年のシンガポールといえば、アジア通貨危機で経済が大変だった時期

 

ジャールーの母親の会社でも次々と同僚が解雇され「次は自分では?」と皆が不安を抱え、父親は解雇されたことも(株で大損したことも)妻に言えず、悶々とした日々を過ごす

 

そしていつも後回しになるジャールーの世話を、テレサがカバーすることでジャールーも落ち着きを見せ始めた頃に、、

 

 

 

 

本作に登場する、株の暴落や、不景気、それに伴う失職

 

新型コロナウィルスにせよ、通貨危機にせよ、防ぎようのない理由で不利益を受け止めなければいけない状況が時として起こる

 

そう考えると、日々の生活や将来設計などもこうした「不確実な土台」の上にあるものなんだな、と気づかされる

 

 

ちなみにタイトルのイロイロは、フィリピンの地名でテレサの出身地

 

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