引用元:amazon.co.jp
1964年公開のアメリカ・イギリス映画
冷戦の真っただ中に、米ソ両国を風刺したモノクロ作品
誰一人としてまともな人は登場しない
そのウチの一人がアメリカ空軍の司令官、ソ連の核基地を爆撃するよう命令してしまう
ソ連側も負けずの狂気で、アメリカに攻撃されると自動的に反撃する(何という受け身体質!)爆弾で立ち向かう
大統領はソ連に連絡を取り、事を収めようとするも、無線は破壊されていて、一機の戦闘機が制御不能になってしまう
邦題の「博士の異常な愛情」とは、ストレンジラブ博士という名からきたものだろう
ちなみにこの博士に加えて、イギリス海軍のライオネル大佐、そしてマーキン大統領をすべてピーター・セラーズが演じている
個人的には風刺はシンプル(説明不足で、理解できない人がいるくらいに)であればあるほど良くて、時間をかけて説明すればするほど野暮になると思っているから、本作は冗長な印象
そこを覚悟の上で観れば色あせない名作
できれば十代のうちに観ておきたかった