引用元:Yahoo!映画
2011年の作品
監督、主演、そして共同で脚本と制作もトム・ハンクス
長年海軍でコックとして働き、今はスーパーマーケットで働くラリー(トム・ハンクス)
毎日明るく元気いっぱいのラリーは、勤務中に館内アナウンスで休憩室に呼び出される
「また俺が、今月の優秀従業員に選ばれたのか?」
とウキウキしがら行ってみると、まさかのリストラ宣告
しかもその理由は、大学を卒業していないからというもの
ラリーは、真面目に働いてきた自分に起こるべきではないこと、そしてその理由にも納得がいかないことで深く落ち込むも、何とか前を向き、再就職に向けてコミュニティ・カレッジで何かを学ぼうとする
専攻クラスを選ぼうと考えていると、ユニークな学長から「面白い教授がいる」と勧められ、メルセデス(ジュリア・ロバーツ)が担当するスピーチのクラスを選択する
ところが当のメルセデスは、だらしない夫との結婚生活に失望し、教師としてのやる気も失っていた、、、出席人数が規定された10人に満たないと(躊躇なく喜んで)クラスをキャンセルしようとする有り様
一方でラリーは、気さくな性格からか、年齢も境遇も異なる他のクラスメイトにも馴染み、特に若いタリア(ググ・バサ=ロー)とそのバイク仲間と仲良くなり、髪形、服装だけでなく彼女たちから刺激を受け、溌溂とした毎日を過ごすようになる
ちなみに仲間の中では本名ではなく、(本名に似た)別名で呼び合う習慣?があって、ラリー・クラウンは「ランス・コロナ」と命名される
早期に回復して何よりだったけれど、まさか数年後、本人がコロナウイルスに感染してニュースになるとは夢にも思わなかっただろう
コミュニティ・カレッジは、いろんな立場の人が自由にしかも安価(各種補助があるもの)で通える生涯学習の場所
日本の大学でも同じようなプログラムがあるのを見つけて都内の私立大学が提供する半年間のスペイン語コース(初級)に通ったことがある
週に二回、平日の夜(19時くらいから)に行われるので、仕事もそこそこに慌てて駆け込む感じだったけど、授業は思いの外みっちりだから予習・復習をやってもついて行くのが精いっぱいだった
授業中に出される練習問題(席の順番に当てられる)で、動詞の活用ができないせいで上手く答えられない緊張感は今でも忘れられない
残念ながらトム・ハンクスの様に社交的ではないせいかクラスメイトとの交流は無かったけれど、メキシコ駐在を控えた会社員や、主婦、スペイン旅行に行く予定の学生など、いろんなタイプの人が来ていて同じ教室にいるだけで新鮮だった