無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

523. 旅立ちの汽笛

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引用元:bitters.co.jp

 

2001年のフランス・キルギス・日本合作

 

前回のガーンジー島に続いて、「キルギスをみてみたい」という一心で選択した作品

 

キルギス中央アジアに位置する共和国 

 

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国土の4割は標高3,000mを越える

 

1991年にソ連の崩壊によって独立したものの、以降の30数年間に不正選挙が相次ぐ政治は不安定で、経済も停滞したまま

 

この地域の割には砂漠もなく、気候的に恵まれてながらも、発展への道のりは険しい

 

本作公開はアフガニスタン紛争が始まった年でもあり、自国の陸軍と空軍の他に米軍も駐留していた(現在は撤退)

 

 

 

 

キルギルの田舎町

 

徴兵前の猶予期間のような毎日を持て余していたチンプ

 

内気な青年ながら、他の男子と同じようにバイクとタバコとダンスパーティーが楽しみで、好きな女の子には告白できないでいる

 

 

家では酒浸りの父親、その父に小言を言い続ける母親、そして可愛い妹と四人で暮らしている

 

父親の酒癖さえ治れば貧しくも楽しくやっていけそうな家庭ではあったけれど、ある日ついに母親が耐えかね、妹を連れて家を出てしまう

 

 

 

キルギス大自然はもちろん堪能できるし、 チンプの仲間たち(アジア系の顔立ちも見られればロシア系もチラホラ居て一緒に遊んでいる)の様子も興味深かった

 

こういう作品からロシアとアジア、西アジアから東アジアという繋がりがイメージできると、日本(人)の立ち位置も客観的に理解できる気がする

 

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