無人島シネマ

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1598. チルソクの夏

引用元:DMM TV

 

1977年から翌78年にかけて、山口県下関市に住む女子高生四人組の青春を描いた作品

 

監督は下関出身の佐々部清

 

陸上競技が大好きな四人組、郁子(水谷妃里)、真理(上野樹里)、巴(桂亜沙美)玲子(三村恭代)は、親善陸上大会に出場する為に、下関と姉妹都市である韓国の釜山にやってきた

 

奥手な郁子を除くお年頃の三人は、陸上よりも、釜山でカッコ良い陸上部男子を見つけることに必死になっていた

 

早速、安という走高跳びの選手(スズキジュンペイ)に目を付けて盛り上がるも、大会当日に安は、同じく走高跳びの選手である郁子にちょっとしたアドバイスをする

 

その効果もあって、郁子は大会記録を更新する活躍を見せる

 

そしてその夜、下関から来た選手たちが宿泊する旅館に、(戒厳令で夜間外出を禁止されている)安がやってきて、郁子に声を掛ける

 

二人は、一年後の七夕(韓国語でチルソク)に再開する約束をして別れ、それから文通を始める

 

 

 

ここまではよくある高校生のラブストーリーながら、朝鮮人(韓国人)ということ、或いは日本人ということで、互いの両親から交際を強く反対されてしまう

 

それはレイシズムや無知による反対というよりも、安の母親にしてみれば、叔父の命を奪った日本人と娘の交際を認めるわけにはいかず、下関の繁華街で流しのギター弾きとして生活している郁子の父親にとっても、韓国人に対しては愛憎入り混じるものがあった

 

翌年の大会で、下関の女子部員がピンクレディの唄を披露したり、そのお礼にと安が「なごり雪」を歌いだすと、「日本の歌を歌うな!」と激高した教員から退室させられたり、1970年代後半がどんな時代だったのか、リアルに伝わって来る

 

登場人物たちの演技はまだ成長過程ながら、ストーリーや設定の興味深さ、時代の特徴をそのままフィルムに収めたような映像に、惹きつけられたまま観終わってしまう

 

これまで姉妹都市という制度(?)に何の関心もなかったけれど、10代でこんな経験が出来るのは羨ましいな、と思う

 

本作を紹介していただいたururundoさん、ありがとうございました!

 

 

明日は、フランスのオムニバス映画をご紹介

 

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