無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1156. しあわせはどこにある

引用元:filmarks.com

 

2014年のイギリス映画

 

原題は「Hector and the Search for Happiness」

 

 

ロンドンで精神科医をしているヘクター(サイモン・ペグ)は、仕事の評判も良く、恋人のクララ(ロザムンド・パイク)からも愛され、趣味のリモコン仲間とも楽しい時間を過ごしていた

 

ところが、幸せを求める患者の悩みを毎日聞いているウチに、幸福とは何かわからなくなり、自分の毎日にも自信が持てなくなってしまう

 

ヘクターはそのことをクララに告白すると同時に、ひとりで帰りがいつになるか分からない旅に出ることにする

 

最初に訪れた上海では、機内で隣り合わせた裕福な銀行家エドワード(ステファン・スカルスガルド)の案内で豪勢に遊び、チベットの次に向かったアフリカでは、診療所を営んでいる親友のマイケル(バリー・アトスマ)と再会、そして学生時代の恋人・アグネス(トニ・コレット)に会いにロサンゼルスに向かう

 

日常では起こり得ない経験を重ねながら、ヘクターは出会う人たちに幸せについて尋ね、クララがリュックに入れておいてくれたノートに、彼の想いを書き綴っていく

 

 

 

途中、観ていて不安になるほどにヘクターが無邪気(今どきここまで能天気な人が存在するだろうか)

 

中国では知り合った女性の実家(ストーリー上ではかなり貧しいと思われる)に行こうとしたり、ロスでは10年以上連絡しなかったかつての恋人を訪ねる

 

ましてや彼は精神科医、、、恐らく意図的に描かれたキャラクターなのだろうから、時間的には大半登場しているヘクターが主役ではあるけれど、内容的にはこういう男性と如何に(長い人生)つきあっていくのかという点で、恋人のクララを中心に考える作品

 

そうすると仕事や出産など、幸せを考える上で、これらの選択肢がよりリアルに感じられるし、逆にヘクターを中心にすると「いろいろ経験したけれど、やっぱりクララとの今の生活が最高」という何の捻りも無いストーリーになってしまう

 

それにしてもクララの恋人感の無さ(どう見ても結婚して数年経った妻に見えてしまう)は、さすがロザムンド・パイク

 

 

明日は、ソウルのカフェが舞台の韓国映画をご紹介

 

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