引用元:filmarks.com
2019年の韓国映画
若手ながら辣腕弁護士として注目されているジョンイン(シン・ヘソン)
幼い頃から父親に虐待されてきた彼女は、助けてくれない母親にも絶望し、家を飛び出し自分一人で頑張って今の地位を築いていた
ある日、弁護士事務所で次の裁判について話している最中に、テレビから集団殺人事件のニュースが流れ、その容疑者として彼女の母親の顔が映し出される
忌み嫌っていた父親の葬儀で振舞われた、農薬の入ったマッコリを飲んで複数が死亡または入院したという
ジョンインは、実家を飛び出して以来初めて故郷に帰り、事件はもちろん、母親が娘の顔もわからない状態であることにショックを受け、弁護を担当する
地方で権力者が幅を利かせ、周囲がおこぼれに与ろうと群がったり、反対勢力を抑え込んだりするところや、ずっと虐げられてきた弱者が最後の最後に逆転するところなど、実に韓国風
日本の忠臣蔵的な趣もあるけれど、これでもかこれでもかという悪行の回数が一層多いところが大きな違い
最後まで飽きさせない面白いストーリーだったけれど、母の再婚に弟の障害、カジノ誘致に絡む利権争いなど、いろんな要素を盛り過ぎた、、これも好みの問題か
地方での集いに農薬入りの飲み物が提供されたという点では、名張毒ぶどう酒事件を扱った「眠る村」を思い出した
明日は、アルカトラス島が舞台の作品をご紹介