引用元:amazon.co.jp
1992年のイギリス映画
英国軍に捕らえられた仲間の釈放を求めてIRAは英国黒人兵のジョディ(フォレスト・ウィテカー)を誘拐する
アイルランドにあるIRAのアジトでジョディを見張る役目にはファーガス(スティーブン・レイ)が任命される
「仲間の釈放の是非がわかるまでは人質を紳士的に扱う」と仲間で決めたこともあり、またファーガス自身がジョディと会話を繰り返すウチに友情を感じていく
ところがファーガスが油断したスキにジョディは逃げ出す
それは本気に逃げ切ろうとしている風ではなく、銃を持って追いかけるファーガスに「俺を撃つことはできないだろう」と試すかのように
そしてファーガスに追いかけられたジョディが通りに飛び出した瞬間、自身の救出に向かっていた英国軍の装甲車に轢かれて死んでしまう
ファーガスたちが後にしたアジトは、救出部隊によって急襲され炎上してしまう
ひとり生き残ってしまった(と思っていた)ファーガスは、しばらく身を隠すためにロンドンに渡る
そしてジョディに恋人のデイル(ジェイ・デヴィッドソン)に「愛していた」と伝えてくれと頼まれていたこともあり、デイルが働く美容院を訪れる
ジョディが話す「ファーガスの優しさが性(さが)である」という話と「サソリとカエルの話」が印象的
この話をどういう意図で話したのだろうか
思っていることを伝えたかったのか、時間稼ぎか、逃走の為にファーガスの意識を逸らせたかったのか
それにしてもフォレスト・ウィテカーは、自分好みの作品によく出演している
IRAを扱った作品は、イギリス側の視点で描かれた作品も含め、観れば観るほど多角的に理解できる気がしていつまでも観飽きることがない
明日は、テレビで何度も観た、あのフランス映画をご紹介