引用元:Yahoo.co.jp
自慢ではないけれど、中国王朝の名前をすべて言うことが出来る
一般的に「自慢ではないけれど」という場合は、大抵自慢らしい 笑
これに限っては、中学生の時に一番苦手(嫌い)だった社会の先生に教わったこともあって、今でも覚えているというよりも、残念ながら「記憶が消えてくれない」というのが正しい
しかも、この記憶が時々役に立つのが、また腹立たしい
殷、周、秦、漢、三国、晋、南北朝、隋、唐、五代、宋、元、明、清、中華民国、中華人民共和国
「もしもしカメよ」とか「アルプス一万尺」のメロディを使う覚え方もあるみたいだけど、そうではなく春の七草的に(お経の様に)、「いん、しゅう、しん、かん、さんごく、しん」と覚えさせられた
中華民国と中華人民共和国という、最後のふたつだけ現代的だなあ、とぼんやり思った記憶がある
中国と台湾
内戦に敗れた国民党は、台湾に逃れてからも「中華民国」こそが正統な政権と主張
そして1992年には「中国大陸と台湾は、ともに1つの中国に属する」という非常に漠然とした主張を、明確に口頭確認している
もちろん内戦の結果からも、現状の国力からも、その上下関係は明確ながら、互いの国民の感情には、簡単に片付けられない複雑なものがあるのだろう
2010年の中国映画
上海で暮らす老女ユイアーのもとに一通の手紙が届く
それは1949年に生き別れて以来、音信不通だった男性イェンションからのものだった
イェンションはこの40数年台湾に住み、家庭を持っていたものの妻も亡くなった今、ひとりで暮らしているという
そしてユイアーに会うために上海に来る、とも書かれていた
ユイアーにも夫のルーと家族がおり、彼らは戸惑いつつも、この珍客を丁寧におもてなしする
ところが上海にやってきたイェンションは、ユイアーを連れて台湾に帰りたいと告げる
今の夫を気遣い躊躇するユイアーも、これからは自分の為に(好きな人と)生きたいという思いが大きくなり、ルーの方も「今まで良くしてくれたからこれからは自由に生きるといい」と言ってくれる
家族の反対もあり、喧々諤々議論される様子が中国的で面白い
一方で、夫々の主張する理屈であったり、言い過ぎた後に意見が微妙に変化する様をコミカルに描いているところは、昔の日本映画の様でもある
実話をベースにした作品
「果たして自分の身に同じことが起こったら、再会するのか?」
正直なところ、分断された(同じ言語が通じる)場所、という状況からして、イメージしづらい現代の日本人には、簡単に答えられない質問だろう
明日は、久しぶりにロシア映画をご紹介