無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

365. 365日のシンプルライフ

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引用元:filmarks.com

 

世界幸福度ランキングというのを時々耳にする

 

GDP社会保障制度、健康寿命や自由度、国家への信頼度などを数値化してランク付けするらしいのだけれど(自由度や信頼度はどうやって計測するのか?)2021年のランキングは以下の通り

 

  1. フィンランド    7.842

     2. デンマーク         7.620

     3. スイス           7.571

     4. アイスランド        7.554

     5. オランダ          7.464

     6. ノルウェー         7.392

     7. スウェーデン        7.363

     8. ルクセンブルク       7.324

     9. ニュージーランド      7.277

    10. オーストラリア         7.268

 

ちなみにアメリカは19位で日本は56位(寿命が世界一長いというのに、、)

 

 

 


2013年のフィンランド映画

 

原題は「Tavarataivas」(モノ天国という意味)、英題は「My Stuff」

 

 

ヘルシンキに暮らし青年ペトリは、失恋したショックでカード・ショッピングに明け暮れ、その反動で極端な断捨離をしてしまう

 

自分の持ち物をすべて倉庫に預け、1日に1つだけ倉庫から持ち帰ることができるという生活を1年間続けるというもの

 

しかもその間に新しくモノを買うことは禁止、という何とも極端なルールを自分に課し、自らフィルムに収めたドキュメンタリー

 

 

幸福度ランキングでトップになる国が考えるモノに溢れた生活へのアンチテーゼと言えば堅苦しいけれど、初日に真っ裸で雪道を倉庫まで走ったり(ちなみに最初に取り出したモノはコート)、計画の途中にできた彼女の部屋の冷蔵庫が壊れて「新しいモノは買えない」という自らのルールに悩んだりする微笑ましいシーンも

 

 

個人的には所有物は少ない方だと思うけれど、生活必需品というよりも趣味のモノが多くてバランス欠いているから、もしペトリと同じ条件を課されたら、三日目くらいにレコードかCDかDVDを選びそうな気がする、、