引用元:Yahoo!映画
2012年のアメリカ映画
19歳で華々しくデビューし、天才小説家と呼ばれるカルヴィン(ポール・ダノ)は、精神的に参ってしまい、その後は何も書けない状況が続いていた
精神科医のローゼンタール医師(エリオット・グールド)と対話する中で、夢に見た話をしたところ、「その内容を書いてみては」と勧められ、夢に出てきたルビーという女性について書くことに同意する
タイプライターの前に座ると、今までのスランプが嘘のように寝食を忘れるように書き続けることができた
夢中で書き続けていると、突如自宅にルビーと名乗る小説の設定通りの女性(ゾーイ・カザン)が現れ、カルヴィンは激しく混乱する
というストーリー自体は(個人的には苦手な)現実と空想の入り混じる話ながら、細かい演出やポール・ダノとゾーイ・カザンの本当に仲睦まじい様子に惹き込まれてしまった
「リトル・ミス・サンシャイン 」のジョナサン・デイトン&ヴェレリー・ファリス夫妻の監督作品で、(同作にも出演している)大好きなポール・ダノの主演ということで、鑑賞前から「気に入るだろうな」と思っていたけれど、その期待をも上回ってくれた
特に、ふたりの長い口論が終わった瞬間には、ふと(そこまでの数分間)すごく集中して観ていた自分に気がついて「なかなかここまで集中して観ることって少ないよなあ」と我に返った
いつにも増して吉岡秀隆なポール・ダノの演技が相変わらず素晴らしい