無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

146. 昨日・今日・明日

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引用元:amazon.co.jp

 

1963年のイタリア映画

 

数年後(1970年)、「ひまわり」で再び共演する(監督も同じくヴィットリオ・デ・シーカ)、マルチェロ・マストロヤンニソフィア・ローレンとの三話オムニバス

 

ふたりがナポリ、ミラノ、ローマの三都市で(異なる役どころながら)男女の関係を演じる、絶頂期の演技(というか動くさまを)をコンパクトに三種類も観られるという何ともお得な作品

 

 

アデリーナ」(ナポリ

復員してから働こうとしない夫(マルチェロ・マストロヤンニ、以下MM)に代わって、闇タバコを路上で販売して生計を立てているアデリーナ(ソフィア・ローレン、以下SL)は、罰金を納めることができず逮捕されそうになる

 

弁護士に相談すると、「妊婦は出産後6か月まで逮捕されない」と入れ知恵され、子作りに励む

 

 

「アンナ」(ミラノ)

いくらお金があっても日々退屈を抱えている社長夫人のアンナ(SL)は、パーティーで知り合い意気投合したレンツォ(MM)と、翌日にドライブに出かける

 

日々の退屈から逃避したいアンナは、ふたりで遠くに行きたいと提案し、特に他にすることもないレンツォは、ロールスロイスの運転をアンナから替わる

 

 

「マーラ」(ローマ)

ローマのマンション、最上階に住む娼婦のマーラ(SL)は、テラスで隣の家族のところに休暇で訪れているウンベルトを見かける

 

真面目な神学生のウンベルトは、マーラに一目惚れしてしまい、上客のアウグスト(MM)は快く思っていなかったところに、ウンベルトが神学校を辞めたいと言い出してしまう

 

 

三話ともテンポも良く、気軽に楽しめる上に、この二人が中心にいることで、作品がグッと引き締まる、、、強いて言えばローマの話はストーリーが(オムニバスの一話としても)弱い気がするけれど

 

 

とにかく怠け者で、時間も約束も守らないのに必死で言い訳して(それくらい必死なら最初から約束守ればいいのに)、週に5, 6回は「一生のお願い」をする登場人物たち

 

イタリアで生きていくためには日本で暮らす数倍のエネルギーが要りそうだけれど、「これがスタンダード」と慣れてしまえば平気なのだろうか?

 

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