無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1212. 羊の木

引用元:amazon.co.jp

 

市役所に勤める月末(錦戸亮)が暮らしているのは、魚深という寂れた港町

 

ある日、上司から「転入してくる6人の対応を」と頼まれる

 

普段では考えられない数の多さに驚いていたところ、それは過疎化対策として、町が住むところと働くところを「元受刑者」に提供するプロジェクトだと知る

 

彼らの経歴は、住人には明かされず、元受刑者同士も知らないため「なるべく彼らを会わせないように」という、小さな町では不可能なことまで命じられてしまう

 

元受刑者たちは、月末の案内で、配送業者や介護施設、理髪店や漁港などで仕事を始め、地元に馴染み始める

 

そんな頃、月末が高校生の時に憧れていた同級生の文(木村文乃)が町に戻ってくる

 

そして町では「のろろ様」と呼ばれる祭りが開催され、住民に誘われる形で、元受刑者たちも参加することになる

 

 

 

 

受刑者たちは、町で与えられた仕事に精を出し地域に馴染み始めるも、周囲の目に怯えたり、過去のトラウマを思い出して激しく動揺したり、自ら禁じていた酒を飲むことで、立場を危うくしてしまう

 

また、小さな町ではプライバシーを保つことは難しく、再起を目指すなら人口密度の高いところでないとなあ、と感じた(とはいえ先日「過去を負う者」を観て、都心では近隣住民への配慮が大変だと感じたところ)

 

6割人間ドラマで、4割がサイコ系サスペンスといったバランス

 

 

 

エンドロールでは、Bob Dylanの「Death is not the end」が、Nick Cave & The Bad Seedsのバージョンで流れる

 

 

明日は、イスラエル映画をご紹介

 

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