引用元:amazon.co.jp
原題も「THREE KINGS」
12月25日に生まれたイエスのところに、東方から三人の王が訪れたのが1月6日
この日にキリスト誕生が公にされたため、カトリック教徒の多い国では、この日を「ホーリー・スリー・キングス・デー」として祝う
以前、仕事でスペインとやりとりしていた時には、12月の20日くらいからスペイン側がクリスマスで出社しなくなり、その後は日本の年末年始、その後に6日の祝日となり、年末年始の忙しい時期に2週間ほど仕事が捗らず(何しろ担当者が捕まらない)、イライラさせられた記憶がある
いきなり脱線してしまったけれど、本作は湾岸戦争の休戦協定が成立したばかりのイラクが舞台
米軍兵のゲイツ(ジョージ・クルーニー)、バーロー(マーク・ウォールバーグ)、ビグ(スパイク・ジョーンズ)の三人は、捕虜たちの武装解除作業をしている際に、ひとりだけ脱衣を拒む男性に遭遇する
武器を隠し持っている可能性もあり、やむなく力づくで脱がせたところ、股間に謎の地図を隠していた
その地図はサダム・フセインが隠した(イラクがクウェートから奪ったとされている)金塊の在り処を示していることを解読した三人は、無断で軍から離れ、一攫千金とばかりに金塊を探しに行く
能天気なアメリカ人による無神経なコメディ
しかも「金塊を見つけ持ち去る間に、湾岸戦争の実情を理解し、捕虜たちに最大限の対応を試みる」という言い訳がましさ
風刺映画とされているけれど、アメリカ映画であるからには自虐映画という形容の方が近いと思う
映画「アルゴ」のレビューにも書いたけれど、アメリカ人のこういうところは本当に能天気というか何というか、、
明日は、人生のリスタートの難しさを痛感する映画を紹介します