引用元:amazon.co.jp
その昔、アメリカ(ニュージャージー州)で日本食レストランに行った時のこと
メニューと店員を見て、すぐに「日本人が経営している店ではないな」と判ったけれど、かといって店を出るわけにもいかず、ざるそばを注文した
すると「ホット or アイス?」
と尋ねられ、面食らってしまった
それから20分くらいして出てきたものは、何ともおぞましい代物
ホットかアイスか?と聞かれた時点で、悪い予感どころではなく「悪い確信」
覚悟は出来てはいたけれど、それでも愕然としてしまうレベルだった
それ以来、というわけでもないけれど、海外で日本食を食べることはまず無い(むしろ現地の食事を楽しみたい)
小林聡美が海外で生活しているという設定は「プール」を思い出させるけれど、本作の舞台はフィンランドのヘルシンキ
「かもめ食堂」をヘルシンキで営むサチエ(小林聡美)は、開店以来ひとりの来客もなく、地元住民からも心配されていた
記念すべき初めてのお客さまは、日本かぶれのフィンランド人、トンミ・ヒルトネン
日本について何でも興味があるらしく、サチエに「ガッチャマンの歌」の歌詞を教えてくれと頼む始末
ところが「♬ 誰だ、誰だ、誰だー」の後の歌詞を思い出せないサチエは、トンミが店を出た後もずっと気になってしまう
本屋で寛いでいても頭から離れず、メロディが頭の中を回っている時、ふとカフェのスペースに日本人女性を見かけ、迷った末に歌詞を教えてくれと頼む
ヘルシンキと言えば、「ナイト・オン・ザ・プラネット」で、凍てつく寒さの中で(寒さが気にならない程に)泥酔した男たちがタクシーに乗り込むシーンを思い出してしまうけれど、本作は夏の設定なのかとても同じ街には思えない
ちなみに2016年には撮影が行われた場所に「Ravintola KAMOME」としてカモメ食堂がオープンしているらしい(住所:Pursimiehenkatu 12, 00150 Helsinki)
とんかつやおにぎりは食べられないだろうけれど、ヘルシンキに行ったら是非寄ってみたい
明日は、大正10年の高知県が舞台の映画を紹介します