無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

892. かもめ食堂

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引用元:amazon.co.jp

 

その昔、アメリカ(ニュージャージー州)で日本食レストランに行った時のこと

 

メニューと店員を見て、すぐに「日本人が経営している店ではないな」と判ったけれど、かといって店を出るわけにもいかず、ざるそばを注文した

 

すると「ホット or アイス?

 

と尋ねられ、面食らってしまった

 

 

 

それから20分くらいして出てきたものは、何ともおぞましい代物

 

ホットかアイスか?と聞かれた時点で、悪い予感どころではなく「悪い確信」

 

覚悟は出来てはいたけれど、それでも愕然としてしまうレベルだった

 

それ以来、というわけでもないけれど、海外で日本食を食べることはまず無い(むしろ現地の食事を楽しみたい)

 

 

 

 

小林聡美が海外で生活しているという設定は「プール」を思い出させるけれど、本作の舞台はフィンランドヘルシンキ

 

 

かもめ食堂」をヘルシンキで営むサチエ(小林聡美)は、開店以来ひとりの来客もなく、地元住民からも心配されていた

 

記念すべき初めてのお客さまは、日本かぶれのフィンランド人、トンミ・ヒルトネン

 

日本について何でも興味があるらしく、サチエに「ガッチャマンの歌」の歌詞を教えてくれと頼む始末

 

ところが「♬ 誰だ、誰だ、誰だー」の後の歌詞を思い出せないサチエは、トンミが店を出た後もずっと気になってしまう

 

本屋で寛いでいても頭から離れず、メロディが頭の中を回っている時、ふとカフェのスペースに日本人女性を見かけ、迷った末に歌詞を教えてくれと頼む

 

 

 

 

 

 

 

ヘルシンキと言えば、「ナイト・オン・ザ・プラネット」で、凍てつく寒さの中で(寒さが気にならない程に)泥酔した男たちがタクシーに乗り込むシーンを思い出してしまうけれど、本作は夏の設定なのかとても同じ街には思えない

 

 

ちなみに2016年には撮影が行われた場所に「Ravintola KAMOME」としてカモメ食堂がオープンしているらしい(住所:Pursimiehenkatu 12, 00150 Helsinki)

 

とんかつやおにぎりは食べられないだろうけれど、ヘルシンキに行ったら是非寄ってみたい

 

 

明日は、大正10年の高知県が舞台の映画を紹介します

 

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