無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

834. ルー、パリで生まれた猫

 

ずっと行きたいと思っていたシネマネコ

 

青梅という遠さもあって、なかなかスケジュールが合わず、やっと念願が叶った

 

しかも観たのはネコ映画

 

 

 

駅から10分程歩くと、突然お洒落な劇場が見えてくる

 

 

青梅という街は、昔は織物業が盛んで、蚕の天敵である鼠を退治してくれる猫を大切にしていたという

 

 

館内のカフェで、有機コーヒーと小倉トーストをいただく

 

 

観に行ったのは、日曜日(11月12日)

 

ちなみに、毎月2日、12日、22日は「ネコの日」ということで、1,000円で観られた

 

 

 

10歳の女の子・クレム(キャプシーヌ・サンソン=ファブレス)は、大好きなパパとママとパリで暮らしている

 

しかし、パパとママは仲が悪く、毎晩言い争いをしていた

 

そんなある日、クレムは屋根裏部屋で、生まれたばかりのキジトラの猫を見つけ、ルーと名付ける

 

ママから「飼うのは絶対にダメ」と言われながらも、猫好きのパパに上手にとり入って面倒をみることに

 

それからは、夜に両親の喧嘩が始まっても、部屋でルーと一緒に遊んで気を紛らわせることができるようになる

 

 

 

冒頭の屋根裏部屋のシーンに驚かされた

 

どうやって撮影したのか知りたくなるほどの、猫が鼠を追いかけるシーンの迫力

 

さらに圧巻だったのは、森の中でクレムがイノシシに追いかけられる(動物だけじゃなく、人間との絡みもある)シーン

 

公式サイトで確認すると、動物トレーナーが演者にも指導した模様

 

 

しかも、動物映画にありがちな、飼い主デレデレ映画ではなく(そういうシーンもあるけれど)、自然の厳しさや、ペットを飼う意味など、現実的な目線で描かれている

 

エンディングも、クレムの思い通りにはならないけれど、それを納得して成長していく様子が心地よかった

 

 

 

明日は、勝新太郎の主演作品をご紹介

 

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