ずっと行きたいと思っていたシネマネコ
青梅という遠さもあって、なかなかスケジュールが合わず、やっと念願が叶った
しかも観たのはネコ映画
駅から10分程歩くと、突然お洒落な劇場が見えてくる
青梅という街は、昔は織物業が盛んで、蚕の天敵である鼠を退治してくれる猫を大切にしていたという
観に行ったのは、日曜日(11月12日)
ちなみに、毎月2日、12日、22日は「ネコの日」ということで、1,000円で観られた
10歳の女の子・クレム(キャプシーヌ・サンソン=ファブレス)は、大好きなパパとママとパリで暮らしている
しかし、パパとママは仲が悪く、毎晩言い争いをしていた
そんなある日、クレムは屋根裏部屋で、生まれたばかりのキジトラの猫を見つけ、ルーと名付ける
ママから「飼うのは絶対にダメ」と言われながらも、猫好きのパパに上手にとり入って面倒をみることに
それからは、夜に両親の喧嘩が始まっても、部屋でルーと一緒に遊んで気を紛らわせることができるようになる
冒頭の屋根裏部屋のシーンに驚かされた
どうやって撮影したのか知りたくなるほどの、猫が鼠を追いかけるシーンの迫力
さらに圧巻だったのは、森の中でクレムがイノシシに追いかけられる(動物だけじゃなく、人間との絡みもある)シーン
公式サイトで確認すると、動物トレーナーが演者にも指導した模様
しかも、動物映画にありがちな、飼い主デレデレ映画ではなく(そういうシーンもあるけれど)、自然の厳しさや、ペットを飼う意味など、現実的な目線で描かれている
エンディングも、クレムの思い通りにはならないけれど、それを納得して成長していく様子が心地よかった
明日は、勝新太郎の主演作品をご紹介