引用元:randen-movie.com
昔、この線路からすぐ近く(歩いて1-2分)のところに住んでいたこともあって、よく乗ったし、毎日何かしら目にしていた路面電車
当時の最寄り駅は、嵐山駅の隣の隣にある「鹿王院(ろくおういん)駅」
何にもない長閑な駅だったけれど、週末は観光客も多いので乗らないようにしていた
よく乗った区域は、鹿王院から山ノ内、西大路三条、或いは西院(さい)駅辺りまでのいわゆる本線区域
嵐電の映画と聞いて「映画に使われるのは北野線だろうなあ」と想像してしまったけれど、実際には両方で撮影されていて、どちらかと言えば太秦(うずまさ)や帷子ノ辻(かたびらのつじ)など、よく知っているエリアが多く映っていて懐かしかった
2019年の作品
① 作家の平岡(井浦新)は、嵐電にまつわる不思議な話を書こうと、西大路三条駅近くの線路沿いにアパートを借りる
亡くなってしまった妻の斗麻子(安部聡子)とかつて訪れた京都に来れば、何か書けるようになるかもしれない、という期待を込めて
② 青森から修学旅行で京都にやって来た女子高生の南天は、ずっと8ミリカメラで嵐電を撮影している地元の学生の子午線(石田健太)に一目惚れしてしまい、集団行動を乱してしまう
ところがその少年は、嵐電をカメラに収めることにしか興味が無く、南天の強引なアプローチにも反応しない
③ 太秦のカフェで働いている嘉子(大西礼芳)は、出前を届けに行った撮影所でスタッフに頼まれて、まだ売れていない俳優の譜雨(金井浩人)に京都弁を教えることになる
譜雨から「今度、嵐山で台詞の練習を一緒にしたい」と頼まれ、一度は断るも了解する
日本には20路線くらい路面電車があるという
一部路面だったり、またかつて路面だったりする電車を含めるともっと多くなるらしいけれど、その中でも車やバイクや歩行者にも配慮しながら、のんびり走る嵐電は、癒しの存在
明日は、呉美保監督の作品をご紹介