引用元:amazon.co.jp
2017年のロシア映画
ちょっと趣の変わったトレイン・ミステリー
モノクロ映像が美しいけれど、現代のストーリー
夜行列車に乗った、私立探偵のルスラン
同室にはピアニストのエリナと脚本家のアリーナ
この二人がそりが合わないのか、意地悪なのか(その両方だろう)、終始嫌味を言い合う険悪な空気の中、ルスランが探偵と知ったアリーナは、彼を質問攻めにする
彼女は世間を賑わせている連続列車殺人犯「果物屋」について書きかけの脚本に盛り込もうとしていた
一方ルスランは、ある男から受けた依頼について考えていた
失踪したその男の妻リウボヴを探すため、彼女が通っていたセラピストのイゾルダと話そうと、嘘のカウンセリング依頼を予約する
診察室でリウボヴに関する情報を聞き出すつもりだったルスランだったが、イゾルダの美しさに魅了されてしまう
リウボヴとイゾルダのカウンセリング中の会話が、エリナとアリーナの会話同様に辛辣で、消耗しながらも引き込まれていく不思議な作品
構成の複雑さから、途中迷子になりかけるけれど、ラストはスッキリさせてくれる
明日は、マーロン・ブランド主演の作品をご紹介