引用元:Yahoo!映画
イーストウッドが元ロデオスターの老人役を演じる「クライ・マッチョ」を劇場で観る前に、彼が旅回りの一座でカウボーイに扮した1980年の本作を鑑賞
ビリー(クリント・イーストウッド)は「ワイルド・ウェスト・ショウ」のリーダーとして旅回りの一座をまとめ、各地を巡業しながら時々慈善興業も行っている
ある日ビリーは電話をかけようとしている若い娘に出会う
リリー(ソンドラ・ロック)というこの娘はかなりのお嬢様で、30歳までに結婚すれば父親が持っている莫大な資産を継げることになっていた
そこで好きでもないアーリントンという男(ジェフリー・ルイス)と形式上の結婚を目論むも、自身の酷い振る舞いが災いし、アーリントンに財布を盗まれた上に逃げられてしまう
一文無しのリリーは、自宅に電話をかけるため「ワイルド・ウェスト・ショウ」のアシスタントになることを条件に小銭を借りる
ところがリリーの母親のアイリーンは(巡業中である意味行方不明の)娘がアーリントンに殺害されたことにして夫の遺産を相続しようと計画
逮捕されてしまったアーリントンに「減刑と50万ドルの報酬」を条件に殺害を認めさせてしまう
イーストウッドの作品の中ではコミカルという点で異例
一座のリーダーとしてカウボーイを気取ってはいるけれど、31歳までは東海岸のニュージャージーで靴のセールスマンをしていた男
という設定もシリアスに描かれるわけでもなく、2.8枚目くらいの中途半端なイーストウッドが新鮮
作品としてヒットしなかったのもよくわかるけれど、これはこれで面白いと思う(イーストウッド本人もお気に入りの作品)
明日は、大好きなハーヴェイ・カイテルの出演作をご紹介