引用元:Yahoo映画
その昔、KLM航空に乗ることが何度かあって、その都度お酒(ジン?)の入ったデルフト家の模型(ブルーハウス)が貰えた
最初はピンと来なかったけれど、部屋に並べて飾っていると次第に気に入ってきて、デルフトだけでなくオランダという国に(サッカーやビール以外にも)興味が湧いてきた
そのひとつがフェルメールで、国内のフェルメール展以外にもルーブルやアムステルダムの美術館に観に行った
2003年のイギリス・ルクセンブルク合作
フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」をテーマに書かれたトレイシー・シュヴァリエの同名小説が原作
時は1665年のオランダ、デルフト
画家のフェルメール(コリン・ファース)宅に下働きに行くことになったグリート(スカーレット・ヨハンソン)
彼女は美術のことはおろか、字も書けなかったが、色や光、そして構図などに自身でも気づいていない才能を持っていた
フェルメールは、ふとした会話から彼女のセンスに気付き、絵の具の調合や遠近法などについてグリートに教え始める
それは絵画がわかっていないとしてアトリエに入ることさえ許されていない夫人(エッシー・デイヴィス)にとっては、耐えがたい状況だった
非情に映像の美しい作品
しかも、その美しさには、タイトル画に使われたターバンの青色だけでなく、服のしわや、窓から差し込む光まで、フェルメール作品に通じるもの
ストーリーの中で自然に描かれつつも、フェルメールの世界を忠実に再現している
明日は、1956年公開の邦画をご紹介