無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

808. 多羅尾伴内

f:id:desertislandmovie:20211221091521j:plain

引用元:amazon.co.jp

 

1978年の作品

 

多羅尾伴内という名前は高校生の頃から知っていたけれど、それはミュージシャン大滝詠一がアレンジャーとして使っていた変名として

 

名前の由来について気にしたこともなかったけれど、片岡千恵蔵、後に小林旭主演の映画の主人公の名前だと知ったのはつい最近

 

シリーズ作品のファンの多くは、片岡千恵蔵主演の印象かもしれないけれど、小林旭大瀧詠一のアイドルのひとりだったことから、まずは本作を鑑賞

 

1978年とは思えないレトロ感に溢れていて、錚々たるキャストがコミカルなストーリーを真面目に演じている

 

さぞ撮影も楽しかったろうな、と思わせる明るい雰囲気に溢れている

 

 

 

 

冒頭の舞台は(後楽園球場にソックリな)東京K球場

 

日本シリーズの第五戦、九回裏に逆転満塁サヨナラホームランを打った三番打者の高塚選手

 

ところが一塁ベースに到達する直前でグラウンドに倒れ、そのまま担架で運ばれるという事件が発生する

 

偶然この試合を一塁側のスタンドから観戦していた探偵の多羅尾伴内は、すぐさまグラウンドに駆け付け、高塚選手に殺到するカメラマンのひとりに向かって「君は一塁側のスタンドの写真をできるだけ撮ってくれ」と頼む

 

検死の結果、高塚選手の首に針のようなものが刺さっており、アイヌが熊狩りに使う猛毒が塗られていたことが判明する

 

伴内がスタンドの写真を依頼したカメラマンを訪ねると、数ある写真の中に一枚不審な男が写っているのを発見する

 

 

 

クライマックスで多羅尾伴内が言う「ある時は○○、またある時は△△、しかしてその実態は」という台詞に

 

「あー、聞いたことのあるこのフレーズって、元はこの映画だったんだ」とまるで懸案事項が片付いたようなスッキリ感!

 

↓の映像は同年公開の「鬼面村の惨劇」

 

 

明日は、銭湯が舞台の作品を紹介します

 

www.youtube.com