無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

109. ピエロがお前を嘲笑う

f:id:desertislandmovie:20200703094436j:plain

 

2014年のドイツ映画

 

天才ハッカーが犯した罪により命を狙われるサスペンス

 

学校ではイジメられ、ピザ屋のバイトでも失敗ばかりのベンヤミン(トム・シリング)

 

ある日、ピザを届けに行くと、同級生の男子たちの中に、密かに好意を抱いていたマリ(ハンナー・ヘルツシュブルンク)も居た

 

どう見ても「楽しい集まりにピザを届けるという形で偶然遭遇してしまった冴えない同級生」という体ながら、お会計の際の短い会話の中でマリが(冗談で)試験問題を手に入れたいと言うのを耳にする

 

マリに認められたい一心で、ベンヤミンは学校のサーバー室に忍び込み、ハッキングを試みるも失敗、社会奉仕活動(町の清掃)を命じられてしまう

 

とことん冴えないベンヤミンだけど、清掃中に偶然にも同じくハッキングの趣味をもつマックス(エリアス・ムバレク)と出会い、マックスの友人も加えてチームを結成、CRAY(クレイ)と名乗り、破壊活動を始める

 

CRAYは次第に注目を集め、それまで憧れの存在でしかなかったライバルハッカー集団とも対峙できるようになるも、自らが仕掛けたハッキングが元で殺人事件が起きてしまい、国際指名手配されたベンヤミンは、身の危険を感じてユーロ・ポール(欧州刑事警察機構)に出頭する

 

積極的に自供するベンヤミンだったが、次第に辻褄が合わないところが見え隠れし、捜査官のマルティン(シュテファン・カンプヴィルト)は焦り始める

 

 

 

映像では、データの受け渡しなどあくまで「ネット上の行為」を、地下鉄の中で実在の人物が行う演出(そのままだと映像的にインパクトが足りないだろう部分を上手に補っている)なかなか大胆な手法ながら比喩として成功している

 

ドイツでの高評価でハリウッドのリメイクが決まっているみたいだけど、キャスティングによってはもっと面白くなりそう(さすがに同じトリックなら観ないと思うけど)