引用元:yahoo.co.jp
コーヒー党で、毎日必ず飲むけれど、行きつけの喫茶店は無い
自宅では豆を挽いて飲むので、味には満足しているし、喫茶店に長居するのは落ち着かない(あくまで個人の感想です)
だけど良い喫茶店の雰囲気(静かで、コーヒーカップが好みで、空間が確保できる、そしてもちろんコーヒーが美味しい)は大好きだから、そういう店を行きつけにしている人が羨ましい
以前のオフィスの近くには、そういう喫茶店があったけれど、今は喫茶店と縁遠い生活を送っている
原作は、本屋大賞2017にノミネートされた川口俊和の同名小説
ある席に座ると望み通りの場面に戻ることが出来るという
そこには面倒なルールがいくつかある( ↓ )けれど、それさえ守れば、奇跡が起こる
一、 過去に戻ってどんなことをしても、現実は変わらない
二、 過去に戻っても、この喫茶店を出ることはできない
三、 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めて
しまうまでの間だけ
そのコーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない
四、 過去に戻れる席には先客がいる
席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
五、 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には、会う事ができない
この不思議な喫茶店に、いつも妹を避けている近所のスナックのママ平井(吉田羊)や、常連の佳代(薬師丸ひろ子)、そして幼馴染がニューヨークに転勤することに怒っている二美子(波留)らが集まってくる
時を遡る映画は、過去を書き換えてしまって混乱を引き起こし、必死になってそれを修正しようとするのがお決まりのパターン
しかし本作では、現実は何にも変わらないから、純粋に時を遡る人たちの人間ドラマが順番に描かれていく
ある人は何かを確認する為に、またある人は謝る為に、また大事な話を伝える為に、昔に遡って大事な人に会おうとする
この喫茶店に頼ることのない様に、会うことが可能な間に、それを叶えておこうと思う
明日は、普段観ないタイプのアメリカ映画をご紹介