無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1262. コーヒーが冷めないうちに

引用元:yahoo.co.jp

コーヒー党で、毎日必ず飲むけれど、行きつけの喫茶店は無い

 

自宅では豆を挽いて飲むので、味には満足しているし、喫茶店に長居するのは落ち着かない(あくまで個人の感想です)

 

だけど良い喫茶店の雰囲気(静かで、コーヒーカップが好みで、空間が確保できる、そしてもちろんコーヒーが美味しい)は大好きだから、そういう店を行きつけにしている人が羨ましい

 

以前のオフィスの近くには、そういう喫茶店があったけれど、今は喫茶店と縁遠い生活を送っている

 

 

原作は、本屋大賞2017にノミネートされた川口俊和の同名小説

 

 

時田数(有村架純)が働いている喫茶店「フニクリフニクラ」

 

ある席に座ると望み通りの場面に戻ることが出来るという

 

そこには面倒なルールがいくつかある( ↓ )けれど、それさえ守れば、奇跡が起こる

 

 一、 過去に戻ってどんなことをしても、現実は変わらない

 二、 過去に戻っても、この喫茶店を出ることはできない

 三、 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めて

    しまうまでの間だけ

    そのコーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない

 四、 過去に戻れる席には先客がいる

    席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ

 五、 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には、会う事ができな

 

 

この不思議な喫茶店に、いつも妹を避けている近所のスナックのママ平井(吉田羊)や、常連の佳代(薬師丸ひろ子)、そして幼馴染がニューヨークに転勤することに怒っている二美子(波留)らが集まってくる

 

 

時を遡る映画は、過去を書き換えてしまって混乱を引き起こし、必死になってそれを修正しようとするのがお決まりのパターン

 

しかし本作では、現実は何にも変わらないから、純粋に時を遡る人たちの人間ドラマが順番に描かれていく

 

ある人は何かを確認する為に、またある人は謝る為に、また大事な話を伝える為に、昔に遡って大事な人に会おうとする

 

 

この喫茶店に頼ることのない様に、会うことが可能な間に、それを叶えておこうと思う

 

 

明日は、普段観ないタイプのアメリカ映画をご紹介

 

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