
引用元:yahoo.co.jp
1999年にNATOに、2004年にはEUに加盟したハンガリー
地理的には中欧ながら、歴史的にも東欧の印象が強い
本作は、そのハンガリーで90年代に実際に起こった驚きの出来事を描いたアニメーション
「鉄のカーテン」が崩壊し、西ヨーロッパへの扉が開かれた1990年代のハンガリー
(あくまで法律上は)海外旅行が自由になり、多くの国民が閉塞的な自国から外へ目を向けるようになる
ところが国際列車の切符は余りにも高額で、庶民にはとても手が届かない
そんな中、頭脳派のアコシュ、大胆不敵なペーチャ、泳ぐことが大好きなラチの若者3人組が切符の偽造を思いつく
それは、切符に使用されているペリカン社製の青いカーボンインク「ペリカン・ブルー」を家庭用洗剤で溶かし、行き先を書き換えるという手法
その偽造切符で念願の海外旅行を満喫した彼らだったが、その様子をかぎつけた周囲は「俺たちも行ってみたい」となり、通報されるリスクも考慮し、友人そしてその友人たちにも偽造チケットを手配する
当初は「金ではなく、自由を手にするため」という思いに嘘はなかったものの、状況も心持も変化していくウチに警察の捜査も進んでいく
この時代の東欧を舞台にした映画は数あれど、まったく駄作が無い不思議
(駄作になりようがないくらい)状況が人の心を惹きつけるのか、日本で観られる数倍の作品が作られた中から(厳選された良品のみ)観ているせいか、或いはその両方か
「グッバイ・レーニン」や「僕たちは希望という名の列車に乗った」なども思い出しながら、アニメーションの特性を活かした本作の面白さに圧倒される
明日は、観ているとかなり消耗してしまう邦画をご紹介