
引用元:NETFLIX
1985年1月25日
直前に出来たデモテープ(文字通りカセットテープ)を、FedExで各アーティストに送り、賛同したアーティストがロサンゼルスのA&Mスタジオに集結
中には抱えているスケジュールを放ってまで参加した者も含め、総勢46名の世界的アーティストがひと晩でたった1曲をレコーディングした模様を収めたドキュメンタリー
たった1曲とはいえ、歌詞さえ完成していない状態で、普段は自分の思いのままに全スタッフを動かしているスターたちが、調和しながら個性を発揮、、、と言葉にすれば簡単ながら結構なカオス
途中でスティービー・ワンダーが、「スワヒリ語の歌詞を入れるべきだ」と主張したり、マイケル・ジャクソンがアフリカをイメージさせるコーラスを提案したり、(ビックネームからの提案ということもあって)無下に却下も出来ず、進捗の無いまま時間ばかりが経過する
このメンバーで録音できるのはひと晩限りということもあって、プロデュースを担当したクインシー・ジョーンズが苛立ちを隠せないシーンも
しかしそこはプロフェッショナル、最終的なチャリティーという目標もあり最後には団結し、朝までかけて完成させる
当時、洋楽を聴き始めた高校生だったから本当によく聴いたし、映像も何度も見たけれど、こうした過程を(今にして)知ると「そりゃそうだよなあ、簡単に済ませられるハズないよな」と大いに納得
改めて聴くと、それぞれのヴォーカルの特徴が活かせる配置になっていて、声質、声量、音階、ヴォーカルスタイルが、連なったり変化を作ったり、絶妙なメリハリに感心させられるし、そのベースの上で(調和のために多少融通しながらも)全員が最高のパフォーマンスをしているのがよくわかる
個人的には、周囲に馴染めず居心地悪そうにしていたボブ・ディランが、上手く歌えないでいると(録音に必要な人以外をスタジオから一旦出してから)、スティービーがピアノを弾きながら、そしてディランの歌真似をしながらガイドするシーンが最高だった
シングル・アルバム・ビデオの合計で、6300万ドル(現在のレート@160でちょうど100億円)の収入となり、印税はすべて寄付された
明日は、ケースワーカーの仕事を描いた作品をご紹介