
引用元:eiga.com
70年代アメリカを象徴する作品のひとつ
土木工事の現場監督として忙しい毎日を送っているニック(ピーター・フォーク)
いつも仕事優先で、家のことは妻のメイベル(ジーナ・ローランズ)に任せっきり
たまには夫婦二人でゆっくりしようと、3人の子供たちを母親宅に預けたある日、またしても突発的な仕事が入り、ニックは徹夜仕事を請け負ってしまう
翌朝、仲間たちを連れて戻ってきたニック
メイベルは、その仲間たちをもてなそうとするも、興奮するあまり、和やかな場を台無しにしてしまう
懸命に働きさえすれば、家でふんぞり返っていられる、妻や子供には自分の意見を押し付けることができる、、、悪い意味での「昭和のお父さん」が、ギリギリ非難されなかった時代
本作から4年後の1979年に、女性の社会進出に伴う、家族を維持することの難しさを描いた「クレイマー、クレイマー」が公開される
70年代のアメリカにおける女性の立場、そして家族のかたちが、如何に大きく変化したのかが窺える
そして、まさに悪い意味での昭和のお父さんであるニックは、メイベルが精神的に崩壊していく過程に、まったく気が付かない
いよいよ、メイベルの行動が目に見えて異常になってきても、医師のアドバイスを無視して、都合の良い判断で押し切ろうとする
最初に崩壊したのはメイベルだけど、その原因になったのは夫であり、母であり、、
日常生活を普通に営んでいるように見られているメイベル以外の二人も、いつ壊れても不思議はない程に、歪んでいる
誰がまともで、誰が異常なのか?
まともって何?
という疑問に迫った映画としては、本作の5年後に「普通の人々」が公開される
明日は、目的もなく車で旅したくなる映画をご紹介