無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1672. FUNAN フナン

引用元:yahoo.co.jp

ベトナム戦争を描いた映画は数多くあるけれど、本作はアメリカ軍がベトナムから撤退した(1973年)後に、武装組織クメール・ルージュがプノンペンを制圧した頃を描いた作品

 

 

「同志として革命に参加せよ」

 

と、多くの住民がプノンペンを追い出され、農村での強制労働のために長距離の移動を強いられていた

 

チョウも夫のクン、そしてまだ幼い息子ソヴァン、祖母や弟らと共に、先の予定も見えない中、只々クメール・ルージュの指示に従う

 

水や食糧も配給されない状況が続き、私物も没収され、銃殺されない為に歩き続けていた

 

そんな中、一家は落としたマンゴーを拾いに道を逆行したソヴァン、そして彼を追いかけに戻った祖母とはぐれてしまう

 

ふたりを探しに戻ることは、革命軍の兵士に禁じられてしまったチョウたちは

 

「いとこのソクが暮らしている町に着けば、何とか守ってもらえる」

 

という希望だけで歩き続ける

 

ところが、次の町にいた兵士たちの中にソクの姿を見つけたチョウは愕然とする

 

 

 

 

日本のアニメに大きな影響を受けたという、監督のドゥニ・ドゥは、フランス生まれで、仏・中・柬(カンボジア)の血を引いており、本作のチョウは自身の母親がモデルだという

 

 

クメール・ルージュは、(カンボジアの農地を散々爆撃した)アメリカ軍のベトナム撤退後、という絶好のタイミングで、反植民地主義的なナショナリズムと共産主義を振りかざして勢力を拡大し、内戦に勝利する

 

本作にはアメリカ軍も登場しないし、ベトナム戦争にも触れられていないけれど、ベトナム戦争からの流れで捉えると理解が深まる(映画作品としては、この部分を敢えて切り離すことで焦点が絞れていると思う)

 

 

明日は、キャッチーなタイトルの映画をご紹介

 

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