無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1622. 8人の女たち

引用元:allcinema.net

 

 

舞台は1950年代

 

フランス郊外にある屋敷に、クリスマス休暇で家族が集う

 

妻(1)とその祖母(2)、大学生の長女(3)に高校生の次女(4)、妻の妹(5)に夫の妹(6)、そしてふたりの使用人(7, 8)

 

これで「8人のおんなたち」である

 

唯一の男性である夫は映画の冒頭、ベッドの上でうつ伏せになり、背中にナイフが突き刺さった状態で発見される

 

警察に通報しようにも電話線は切られ、車は大雪のため使えない

 

歩いては屋敷の外に出ることも叶わない状況で、8人の女たちによる密室(追及)劇が始まる

 

 

ところが8人が8人とも、殺人の動機になり得る「脛に傷を」持っていることが判明する

 

例えば、

 

・妻のギャビー(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、愛人と暮らすために夫に別れを切り出していたこと

 

・祖母のマミー(ダニエル・ダリュー)は、経営難でお金に困っている息子からの援助要請を断っていたこと

 

・ギャビーの妹のオーギュスティーヌ(イザベル・ユペール)や、夫の妹ピエレット(ファニー・アルダン)は金の無心をしていたこと、等々

 

 

まったく身勝手な行動の結果報告、或いはそれに伴う無理なお願いを、全員がしていた

 

最後は、次女で推理小説が大好きなカトリーヌ(リュディヴィーヌ・サニエ)が、種明かしをしようとするも、、

 

 

個人的には話の途中まで誰だかわからないほどに地味で頑なな中年女性を演じたイザベル・ユペールと、無邪気な子供を演じたリュディヴィーヌ・サニエが印象的だった

 

リュディヴィーヌ・サニエは、本作公開の翌年、同じくオゾン監督の「スイミング・プール」で、シャーロット・ランプリング演じる著名な小説家に対峙する生意気な小娘役を好演しているけれど、そのギャップにが驚くしかない

 

なかなかブラックでビターなコメディ、しかもひとりひとりの醜聞が明らかになる様に、全員のソロパートが用意されているミュージカルでもある

 

 

明日は、メリル・ストリープの出演作をご紹介

 

www.youtube.com