無人島シネマ

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1610. たかが世界の終わり

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引用元:filmarks.com

 

2016年のカナダ・フランス映画

 

監督を務めているグザヴィエ・ドランには、何となく自分の好みとは違うのだろうなと感じていた

 

ゲイがテーマの話だからどうというワケでもないけれど、いつも主軸に置かれると「そこまでの興味はないし、、」となってしまうし、特有のナイーブに過ぎる世界を描き続けられるのも勘弁して欲しくなる

 

 

本作の主人公、成功した劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)もゲイという設定

 

自分が末期症状になってしまったことで、ずっと疎遠だった家族に12年振りに会いに行く決意をする

 

母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)、兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)、そして兄嫁のカトリーヌ(マリオン・コティヤール

 

若いシュザンヌにはルイと暮らした記憶がほとんど無く、アントワーヌの結婚式にもルイが欠席したためにカトリーヌとも初対面

 

ぎこちない空気の中、皆はルイを温かく迎えようとする

 

ところが些細なことで兄のマルティーヌが癇癪を起し、折角の場をぶち壊してしまう

 

 

まったく観ている側がハラハラしっ放し、、ずっと張り詰めた状態で鑑賞させられてしまう

 

一番辛いのが、ルイとアントワーヌが一緒に煙草を買いに出掛けるシーン

 

助手席に座り、今回の帰省は空港に着いたのが早朝だったために、空港のカフェで時間をつぶしたと語るルイに対して、アントワーヌは運転をしながらそんな弟に突然辛辣な言葉を浴びせ始める

 

ずっと家族を疎かにしてきた弟への怒りなのか、精神的に崩壊しているのか、台詞や状況からは判断が難しく、

 

「この字幕、正確なのかな?」と疑ってしまうほど

 

とにかく「何故、そこまで非難される?」という状況が続く

 

この辺りはグザヴィエ・ドランが自身の経験をフルに活かしたシーンだと思うけれど、本当によく描かれていて「普段も自分がどういう理由でどんな反感を買っているのかよく理解しているな」と思わせる

 

万人にアピールするストーリーではないし、音楽も好みがはっきり分かれそうだけれど、このキャスティングだからこそ特異な世界を「より多くの人に伝える」ことに成功していると思う

 

 

原題は Juste la fin du monde(英題 It's Only the End of World)直訳されている

 

少し挑発的なタイトル?

 

 

明日は、引き続きヴァンサン・カッセル出演作を紹介します

 

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