無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1568. 好人好日

引用元:shochiku.co.jp

 

奈良女子大学で数学教授をしている尾関(笠智衆

 

数学以外のことにはまったく関心が無いどころか、世間知らずの常識知らず

 

唯一の例外は珈琲で、医者から控えるように言われていても、何とか理由を付けて何杯もおかわりする始末

 

そんな夫を30年間支えてきた妻の節子(淡島千景)はもちろん、市役所に勤めている娘の登紀子(岩下志麻)も、いろいろ文句は言いながらも父を尊敬している

 

実は、登紀子は戦災孤児で、血の繋がりはない

 

同じ役所に勤めている竜二(川津祐介)との結婚を考えており、母の了解は取り付けたものの、父には言えないでいた

 

一方の竜二も、実家が何かと格式に拘る老舗の墨屋で、変り者の父と血の繋がりの無い娘ということで、家族の了解を得られないでいた

 

そんなある日、尾関に好かれようとした竜二は、尾関がいつも近所のミルクホールで野球中継を観ていることから、ポータブルテレビを買ってプレゼントしようとする

 

ところが、(野球も好きではあるけれど)珈琲の飲むために足を運んでいた尾関は、「こんなものが家にあったら、珈琲が飲めなくなるだろう!」と竜二を怒鳴りつけてしまう

 

 

 

映像からは、普通の定食屋のような店に見えるけれど、ミルクホールについて調べてみると、

 

明治30年に神田で始まった、牛乳や軽食を提供する飲食店で、日本政府が(日本人の体質改善を目指して)牛乳を飲むことを推奨したこともあって、明治後半に多くのミルクホールができ、地方都市にも明治40年頃に普及したという

 

主な客層は学生で、牛乳の他にも清涼飲料や食パン、カステラ、ミカン、豆菓子、スープなどを庶民的な価格で提供した 菓子のシベリアは、ミルクホールから広まったと言われている

 

 

という風な説明があるけれど、「シベリアって何?」と、疑問が止まらなくなってしまう

 

羊羹やアンコをカステラに挟んだお菓子がシベリア↓

ジブリの「風立ちぬ」でも登場したような記憶がある

 

 

 

 

鑑賞中、岩下志麻淡島千景の、今では見られない(?)タイプの、気取らない上品さに魅了されていた

 

岩下志麻を知ったのは「極道の妻たち」だったので、あまりの印象の違いに(同一人物として)結び付けられなかったくらい

 

ふたりの出演作に加えて、渋谷実監督作品もまだまだ観ていないものが多いから、これから楽しみたい

 

 

明日は、とことんツキの無い女性の物語をご紹介

 

www.youtube.com