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1969年の仙台
地元の女子高に通っている三年生の響子(成海璃子)は、親友のレイコとジュリーと一緒に、制服廃止運動を起こしていた
学生紛争に打ち込む大学生の影響を受けて、制服廃止を主張するだけではなく、ビラを撒いたり、制服を投げ捨てたり
学校から注意を受け、父親から平手打ちを喰らうようになったある日、レイコに誘われて行った、クラシック音楽が流れる地下にある喫茶店「無伴奏」で、大学生の渉(池松壮亮)と祐之介(斎藤工)、そして祐之介の彼女エマ(遠藤新菜)と出会う
学生集会にも顔を出すようになるも、あやうく逮捕されそうになったり、同志が挫折する姿を目にした響子は、逃げ込むようにして訪れた無伴奏で再び訪れた渉たちに再会
過激な運動に明け暮れる他の大学生と違った、どこか廃退的な落ち着きのある彼らに魅かれて行く
学生運動をテーマにした映画は、思いつくだけでも「乾いた湖」、「きみが死んだあとで」、「マイ・バック・ページ」、「ノルウェイの森」、「赤頭巾ちゃん気をつけて」など観てきたけれど、目的の曖昧さや自己陶酔への嫌悪感をいつも感じてしまうのに対して、本作は最後まで楽しめた
その辺りの説明がきちんとなされている、というのではなく、むしろ意識させないくらい近視眼的に、当時の男女関係にフォーカスしているお陰で、学生運動は(ストーリー上の核ではあるものの)ひとつの風景といった様子
もっと祐之介を話の中心に寄せても良かったのでは、と思うくらいに、服装や髪形など、当時の設定の中で、斎藤工の美しさが際立っていた
成海璃子もはまり役だった
明日は、海外から来て日本で働く大変さが伝わる映画をご紹介